質量数

デジタル大辞泉

しつりょう‐すう〔シツリヤウ‐〕【質量数】

読み方：しつりょうすう

原子核を構成している陽子と中性子の数の和。

原子力放射線用語

質量数

読み方：しつりょうすう
英語表記：mass number

記号はＡを用いる。原子核を構成する陽子及び中性子の総個数。すなわち、陽子数をＺ、中性子数をＮとすれば、Ａ＝Ｚ＋Ｎがその原子核の質量数である。元素記号の左肩に数値を示す。（例：^１３７Ｃｓ）

生物学用語辞典

質量数

英訳・(英)同義/類義語：mass number

原子を構成する陽子と中性子の数の総和。

「生物学用語辞典」の他の用語

物理学分野：

活性化エネルギー  温度  質量  質量数  赤外スペクトル  起動電位  遠心力

ウィキペディア

質量数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/05/09 23:42 UTC 版)

質量数（しつりょうすう、英語: mass number）とは、核種を区別する量の一つで、原子核を構成する核子の個数、すなわち陽子と中性子の個数の合計である。通常は記号 A で表される。

同位体を区別するときに用いられることが多く、元素記号の左肩に示す。たとえば、質量数12の炭素の場合は

¹²C

で表す。

原子番号は同じであるが質量数が異なる原子は原子核を構成する中性子の数が異なり、同位体と呼ばれる。これに対して同じ質量数であるが原子番号（すなわち陽子数）が異なる原子を同重体と呼び、中性子数が同じであるが原子番号が異なるものを同中性子体（同調体）という。

質量数はあくまで核子の個数であり、原子核自体の質量とは別物である。質量数は原子量（相対原子質量）とほとんど変わらないもののごく僅かに異なる。ただし、実際の計算では質量数を原子量として用いる事も多い。 ある中性原子の質量を m_a としたとき

$\Delta =m_{\text{a}}-Am_{\text{u}}$ カテゴリ

コモンズ

Weblio日本語例文用例辞書

「質量数」の例文・使い方・用例・文例

• 質量数60のコバルトの放射性同位元素
• ストロンチウム（質量数90）の放射性同位元素で、核爆発の放射性降下物の中に含まれる
• 質量数228のトリウムの放射性同位元素
• 質量数235のウラン同位体
• 質量数14の炭素の放射性同位体
• 原子番号が同じで質量数の異なる元素
• 質量数131のヨウ素の放射性同位体