しつりょう‐たんい〔シツリヤウタンヰ〕【質量単位】
質量単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 16:57 UTC 版)
後に転じてその銭1000枚分の質量が質量単位としての貫となった。日本では、一文銭の目方であることから「匁」(もんめ、元は文目)と呼び、1000匁を1貫とした。すなわち先に匁という単位があって、その1000倍の質量として貫が定められたものである。しかし、メートル条約加入後の1891年に制定された度量衡法では、1貫は国際キログラム原器の質量(1 kg)の 4分の15 (= 3.75 kg) と定義され、匁はその1000分の1と定められた。 尺貫法における他の質量の単位は、以下のようになる。 1貫 = 100両 = 1000匁 = 3.75 kg 1両 = 10匁 = 37.5 g 1匁 = 10分 = 3.75 g 1分 = 10厘 = 375 mg 1厘 = 10毛 = 37.5 mg 1斤 = (16/100)貫 = 600 g 1貫文 = 2石(戦国武将の領地を、石高制になるまでは銭による貫高制で表すことがあった) 質量単位としての貫は日本で作られた単位であり、中国では銭(日本の匁に相当)より上の単位として両・斤・担が使用され、貫は使用されていない。ただし、朝鮮では大韓帝国時代の1909年には日本式の度量衡法が定められ、このときに日本の「匁(돈)・貫(관)」ももたらされた。 秤量銀貨の通貨単位としては質量の測定値である貫および匁がそのまま用いられ、こちらは銀1000匁が銀1貫となる。秤量銀貨の通貨単位についての詳細は匁を参照。
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