エネルギーの単位
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エネルギーの単位
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「エネルギーの単位」、「ジュール」、および「カロリー」も参照 国際単位系におけるエネルギー、仕事 (物理学)および熱量の単位はジュール (J) である。日本の計量法においても、仕事、熱量、電力量の法定計量単位は、ジュール、ワット秒またはワット時である。 計量法は、栄養学や食品の分野における熱量の計量に限ってカロリー (cal) の使用を認めている。1999年10月以降、カロリーは正確に 4.184 J である。 国際単位系は、カロリーの使用を全く認めていない。1948年の第9回国際度量衡総会は、「熱測定の実験結果は、できるだけジュールで表すこと、やむなくカロリーで表す場合は、ジュールとの換算値を示すこと」を要請したが、日本では依然としてカロリーが頻繁に使われている。 エネルギーの単位とその分類は国際単位系国際文書および計量法の規定によれば、次のようになっている。 SI組立単位ジュール(J) ワット秒(Ws または W・s)= ジュール (法定計量単位) 法定計量単位である非SI単位ワット時(Wh または W・h) = 3600 J ( キロワット時 (kWh または kW・h) (= 3.6 MJ)は、SI接頭語を付した単位の一例である。) SI併用単位電子ボルト (eV) = 1.602176634×10−19 J(正確に) (ただし、法定計量単位ではない。) 特殊の計量に用いる法定計量単位(「人若しくは動物が摂取する物の熱量又は人若しくは動物が代謝により消費する熱量の計量」に限って使用できる。)カロリー(= 4.184 J)、キロカロリー、メガカロリー、ギガカロリー(キロ、メガ、ギガ以外のSI接頭語を付することはできない。) ヤード・ポンド法の単位(航空関係、法定計量単位と併記した輸入品の一部に限られる。)英熱量 (Btu) = (正確に)1055.06 J 取引・証明での使用が禁止されている単位エルグ (erg) = 10−7 J (1995年9月30日までは、法定計量単位であった。) 石油換算トン (toe) = 41.868 GJ 石炭換算トン (tce) = 29.3076 GJ
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「エネルギーの単位」の例文・使い方・用例・文例
- 1ボルトの電位差を通して加速された電子によって行われた作用と等しいエネルギーの単位
- 電気エネルギーの単位で、1アンペアの電流が1秒間1オームの抵抗を通過した時になされる仕事量と同じ
- 1時間作動する1ワットのパワーと等しいエネルギーの単位
- エネルギーの単位で1時間仕事する1000ワットの電力によってなされる仕事量に同じ
- キロエルグという,仕事およびエネルギーの単位
- メガワット日という,核燃料の燃焼率を表わすときに用いられるエネルギーの単位
- 電子ボルトという,エネルギーの単位
- キロジュールという,仕事およびエネルギーの単位
- キログラムメートルという,仕事およびエネルギーの単位
- 一時間,一ワットの電力量と同等の仕事またはエネルギーの単位
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