伊豆半島デタッチメント仮説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:40 UTC 版)
「三宅島」の記事における「伊豆半島デタッチメント仮説」の解説
東京大学地震研究所の瀬野徹三は、この噴火活動に先立ち神津島沖で地震を伴って発生したマグマの移動(「神津-三宅の岩脈貫入事件」とよばれる)を、本州列島に衝突する伊豆半島を乗せたプレートが、ストレスにより新たにせん断が発生し、これが南側に断層として現れて大規模な貫入が起きたとする「伊豆半島デタッチメント仮説」を説いている。実際に2000年7月時点で噴火で噴出した質量(およそ300万トン)よりもカルデラ形成を引き起こした地下の質量欠損が非常に大きかった(およそ7億トン)と考えられており、大規模なマグマ移動が起きたことを示唆している。
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