高分子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 分子化学 > 高分子 > 高分子の意味・解説 

こう‐ぶんし〔カウ‐〕【高分子】

読み方:こうぶんし

分子量の非常に大きな分子。ふつう、分子量1万上のものをいう


高分子

重合体分子量が約一万上のような化合物

高分子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 20:44 UTC 版)

高分子(こうぶんし)または高分子化合物(こうぶんしかごうぶつ、: macromolecule、giant molecule)とは、分子量が大きい分子である。国際純正・応用化学連合(IUPAC)の高分子命名法委員会では高分子macromoleculeを「分子量が大きい分子で、分子量が小さい分子から実質的または概念的に得られる単位の多数回の繰り返しで構成した構造」と定義し、ポリマー分子(: polymer molecule)と同義であるとしている[1]。また、「高分子から成る物質」としてポリマー(重合体、多量体、: polymer)を定義している[2]。すなわち、高分子は分子であり、ポリマーとは高分子の集合体としての物質を指す[3]。日本の高分子学会もこの定義に従う。


  1. ^ IUPAC Gold Book, macromolecule (polymer molecule)”. IUPAC. 2017年4月16日閲覧。
  2. ^ IUPAC Gold Book, polymer”. IUPAC. 2017年4月16日閲覧。
  3. ^ a b 国際純正応用化学連合(IUPAC)高分子命名法委員会による高分子科学の基本的術語の用語集”. 公益社団法人高分子学会. 2017年4月17日閲覧。
  4. ^ 倉田道夫「高分子鎖の広がりと排除体積効果」『高分子』第32巻第1号、1983年、26-29頁、doi:10.1295/kobunshi.32.26 


「高分子」の続きの解説一覧

高分子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 18:21 UTC 版)

示差走査熱量測定」の記事における「高分子」の解説

DSC曲線により、ポリマー化学的性質評価できる。これには、混合物融解温度などを用いる。化合物相対量によって融点変化する現象は、一般に溶媒溶質添加した際に起こる凝固点降下として知られているが、DSC用いると低純度化合物融解ピークブロードかつ、低温生じる。 高分子化学では、硬化プロセス研究手軽に使用されている。高分子の架橋化は発熱ピークとして、通常ガラス転移直後現れる

※この「高分子」の解説は、「示差走査熱量測定」の解説の一部です。
「高分子」を含む「示差走査熱量測定」の記事については、「示差走査熱量測定」の概要を参照ください。


高分子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 18:22 UTC 版)

合成樹脂」の記事における「高分子」の解説

合成樹脂高分子化合物一種である。例えば、ポリエチレン炭素2個のエチレン多数繋いだ重合体であり、この場合エチレンは「モノマー」と呼ばれポリエチレンは「ポリマー」と呼ばれる。「モノ」は1つ、「ポリ」はたくさんを意味する接頭辞である。モノマー繋げていく反応重合反応呼びモノマー繋がっている個数重合度と呼ぶ。エチレン500個が繋がったポリエチレン炭素1000)の重合度500である。重合度大きくなるにつれ、より硬くより強い樹脂になる。ポリエチレンは熱をかけると融け流動するので、その状態で成型する流動し始め温度融点)は分子量大きくなるほど高くなる分子量一定以上に大きくなると、熱をかけても流動せず、さらに温度上げると分解する

※この「高分子」の解説は、「合成樹脂」の解説の一部です。
「高分子」を含む「合成樹脂」の記事については、「合成樹脂」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「高分子」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「高分子」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



高分子と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「高分子」の関連用語

高分子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



高分子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
接着剤ツールファースト接着剤ツールファースト
© 2024 TOOLFIRST. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの高分子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの示差走査熱量測定 (改訂履歴)、合成樹脂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS