高分子を使った人工筋肉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:10 UTC 版)
電場応答性高分子(英語版) (Electroactive Polymers:EAP) イオン導電性高分子ゲル (ICPF:Ionic Conducting Polymer Film)1991年に小黒啓介(旧通産省工業技術院大阪工業技術研究所、現産総研)らにより発明される。パー・フルオロ・スルホン酸 (PFS) 膜の両側に貴金属(金、白金)を無電解メッキしたもので両側の電極に電圧を印加すると高速に屈曲する。特徴電気分解がおきにくい 長寿命(10万回の屈曲を確認) 応答時間0.1[s]以下,100[Hz]程度の正弦電圧で駆動 小型化が容易(mmオーダー) 誘電エラストマー (dielectric elastomer)誘電エラストマーに強い電場を加えると電場の方向に収縮し、電場と垂直な方向には膨張する(マクスウェル応力)。2枚の電極板の間にゴム状の誘電体を挟み電圧をかけると、帯電し電極間に引力が生じ、誘電体が押しつぶされて面方向に膨張する。
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