film
「film」とは、映画・薄皮のことを意味する英語表現である。
「film」とは・「film」の意味
「film」とは、記録や娯楽の媒体としての映画のことを意味する英単語である。映画館や映画産業という意味もある。その他には、薄い膜という意味も持つ。「film」の複数形は、「films」となり、過去分詞形は「filmed」となる。「films」は、「Jidaigeki films」(時代劇映画)・「make films」(映画を製作する)という使い方が挙げられる。「filmed」の使い方は、「a filmed soap opera」(撮影されたメロドラマ)などである。
「film」の発音・読み方
「film」の発音記号は、「fílm」になり、カタカナ読みはフィルムである。「film」の語源・由来
「film」は、古英語の「filmen」という単語が語源となる。「filmen」は膜や薄膜という意味を持つ。f「film」と「movie」の違い
「film」と「movie」は、どちらも映画を意味する英単語である。「film」は、芸術性が高いものや教育的な資料を指すことが多く、「movie」は、利益を目的とした大衆映画を指すことが多い。イギリスでよく使われるのが「film」になり、アメリカでよく使われるのが「movie」である。「movie」の例文「I bought a movie ticket at the box office then.」(私はチケット売り場で映画のチケットを購入しました。)また「film」や「movie」と似た言葉で「cinema」がある。「cinema」は映画業界という意味を持つ。イギリス英語で映画館は「cinema」と表し、アメリカ英語では、「movie theater」と表す。
「film」を含む英熟語・英語表現
「Film shooting」とは
「Film shooting」とは、映画の撮影のことである。
「color film」とは
「color film」とは、カラーフィルムのことである。
「film actor」とは
「film actor」とは、映画俳優のことである。
「film」に関連する用語の解説
「filmカメラ」とは
「filmカメラ」は、レンズから入った光によるフィルムの化学変化で画像化するカメラのことを指す。デジタルカメラが普及する前に一般的に広く使用されていたカメラになる。デジタルカメラとは違い、その場で写真の出来上がりを見ることができない仕様になり、写真に現像する必要がある。「filmカメラ」によっては、写真の色表現や粒子感が異なるので「filmカメラ」ならではの味のある写真に仕上げることができる点が魅力になる。
「filmカメラ」には、一眼レフカメラ・二眼レフカメラ・コンパクトカメラなどの種類がある。一眼レフカメラは、高画質の写真を撮影することができるカメラになる。そのままの景色がファインダーから見られるのでタイムラグがないといった特徴があり、プロの写真家も多く使っているカメラである。標準レンズ以外に、単焦点レンズ・広角レンズ・望遠レンズなどの幅広いレンズの使用が可能で機能性に優れている。二眼レフカメラは、名前の通り2つのレンズを持ったカメラのことを指す。縦にレンズが二つ並んだ縦長のフォルムが特徴的なカメラである。自動絞りをする必要がない点が二眼レフカメラの利点になる。コンパクトカメラは、非常に軽量で、持ち運びがしやすいカメラのことを指す。簡単な操作で写真を撮影することができる仕様になる。全自動機能が付いていることが多く、シャッターを押すだけで誰でも簡単に写真を撮ることができる。安価なものから高価なものまで幅広くあり、レンズ交換ができない仕様のものが多いといった特徴がある。
「Filming」とは
「Filming」とは、「film」の現在分詞になる。撮影を意味する英単語である。使い方として、「filming equipment(撮影機器)」「filming in Nara(奈良でロケーション撮影)」「filming of a movie」(映画の撮影」が挙げられる。例文は、「When will you start filming your new movie?(あなたの新しい映画はいつ撮影が始まるの?)」
「filmi」とは
「filmi」とはインドの映画音楽のことである。フィルミーと読む。また、ヒンディー語で「映画的な」を意味する。
「filmy」は、「薄くて軽い」「上質でゴワゴワしたもの」という意味がある英単語である。「filmically」で「映画的に」という意味を持つ。
「film」の使い方・例文
・They're here to film a new movie.(ここには新作映画の撮影のために来ているんだ)・I'm a filmmaker.(私は映画の製作をしています)
・The film lasted 3 hours.(映画は3時間続いた)
・She put new film onto her camera.(彼女は自分のカメラに新しいフィルムを入れた)
・There was a film of dust on the desk.(机の上にうっすらとほこりが積もっていた)
・There's a film crew.(撮影クルーがいるよ)
・Is that a film camera?(それはフィルム式のカメラですか?)
・There was a film of oil on the water.(水面に油膜があった)
フィルム【film】
映画
(Film から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 03:37 UTC 版)
映画(えいが)とは、長いフィルムに高速度で連続撮影した静止画像を映写機で映写幕(スクリーン)に連続投影することで、形や動きを再現するもの[1]。活動写真、キネマ、シネマとも。
注釈
- ^ ギリシア語ラテン翻字: kinein。
- ^ これらはアメリカにおいて広く鑑賞されたが、日本にも数多く輸入され、特にホームドラマは日本の生活文化に無視できない影響を与えた。ただし、この種のものが今日の日本で新しく撮影・製作されることはまれである。
- ^ これらの作品は、劇場では公開されずに、直接ネットにより配信される。Netflixでは、ストーリーのある作品のうち、複数エピソードにわたるものを「テレビ番組・ドラマ」(英語ではTV Shows)と呼び、1エピソードだけのものを「映画」(英語ではMovies)と表記しているため、Netflixの"オリジナル映画"のほとんどは、日本では単発ドラマあるいは二時間ドラマのジャンルに属する、テレビ映画であるとも言える。これらの"オリジナル映画"が映画祭に出品されることが増えて論議を引き起こしている。カンヌ映画祭では、これらの"オリジナル映画"を審査対象から外すため、2018年度からはフランスの映画館で上映された作品のみを審査対象とすると決定し論争となった[9]。
出典
- ^ 『岩波国語辞典第三版』岩波書店、1983年、『広辞苑第六版』岩波書店、2008年他。
- ^ 1911年『第七芸術宣言』(リッチョット・カニュード)
- ^ ダグロン原著、柳河楊江訳述、柳川春三訳『写真鏡図説』1867年
- ^ a b c d e Larousse
- ^ a b 「学問のしくみ事典」p246-247 VALIS DEUX著 吉村作治監修 1996年1月20日初版発行 日本実業出版社
- ^ 「新版 ハリウッド100年史講義 夢の工場から夢の王国へ」p22 北野圭介 平凡社新書 2017年7月15日初版第1刷
- ^ 「新版 ハリウッド100年史講義 夢の工場から夢の王国へ」p28-32 北野圭介 平凡社新書 2017年7月15日初版第1刷
- ^ 「学問のしくみ事典」p246 VALIS DEUX著 吉村作治監修 1996年1月20日初版発行 日本実業出版社
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