シャッターとは? わかりやすく解説

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shutter

別表記:シャッター

「shutter」の意味・「shutter」とは

「shutter」は英語で、日本語では「シャッター」と訳される一般的には、窓やドア覆い、光や風、視線などを遮断するための装置を指す。また、カメラ部品としても使われカメラレンズ開閉する機構一部を表す。具体的には、写真撮影時に光がフィルムセンサーに当たる時間制御する役割担っている

「shutter」の発音・読み方

「shutter」の発音は、IPA表記では /ˈʃʌtər/ となる。IPAカタカナ読みでは「シャッター」となり、日本人発音するカタカナ英語でも「シャッター」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「shutter」の定義を英語で解説

英語の辞書によると、「shutter」は"a device that opens and closes to expose the film in a camera"または"a cover or screen for a window, especially one that is hinged"と定義される。つまり、カメラフィルム露出させるために開閉する装置、または特に蝶番付きの窓のカバースクリーンを指す。

「shutter」の類語

「shutter」の類語としては、「blind」や「screen」がある。これらも同様に、光や視線遮断するための装置を指す。ただし、「blind」は日本語で「ブラインド」、「screen」は「スクリーン」と訳されそれぞれ異な形状機能装置を指すことが多い。

「shutter」に関連する用語・表現

「shutter」に関連する用語としては、「shutter speed」や「shutter release」がある。「shutter speed」はカメラのシャッターが開いている時間指し、これにより露光時間が決まる。「shutter release」はシャッターを開放するためのボタンレバーを指す。

「shutter」の例文

1. The camera has a fast shutter speed.(そのカメラシャッタースピード速い
2. He closed the shutters to block out the sun.(彼は日差し遮断するためにシャッターを閉じた
3. The shutter release is on the top of the camera.(シャッターリリースはカメラの上部にある)
4. The shutters were painted a bright blue.(シャッターは鮮やかな青色塗られていた)
5. The camera's shutter was not working properly.(カメラのシャッターが正常に動作していなかった)
6. The shop was closed and the shutters were down.(店は閉まっており、シャッターが下ろされていた)
7. The shutter speed can be adjusted manually.(シャッタースピード手動調整できる
8. The shutters were closed to keep out the cold.(寒さ遮断するためにシャッターが閉じられた)
9. The shutter made a clicking sound when it opened.(シャッターが開くときにカチンという音がした)
10. The shutters were rusted from the sea air.(シャッターは海風錆びていた)

シャッター【shutter】

読み方:しゃったー

防犯・防火などのため窓や入り口取り付ける金属製巻き上げ式の扉。よろい戸。「—を下ろす

カメラで、撮影するときにだけ開き必要な露光量をフィルム与え装置デジタルカメラでは、フィルム代わりにCCDなどのイメージセンサーに受光させる装置。「—を切る」

映画撮影機・映写機レンズ先にあって、回転するフィルム一こまずつ感光映写させる遮光装置


シャッター

鎧戸よろいど)ともいい、何もの金属の板をすだれのようにつなぎあわせた建具の事。主に店舗倉庫使用され外部出入りできないよ防犯役目となる。その他に火災時の延焼を防ぐ役目や、防煙の役目もする。

シャッター

読み方しゃったー

フィルム光を当てる時間制御し撮影時以外はレンズからの光を遮断する機構のこと。35mm一眼レフ場合2枚のシャッター幕が縦または横に走るフォーカルプレーン方式主流フィルム一眼レフカメラなら、裏蓋を開けたときにファインダー下あたりに見え四角部分がシャッター幕。
高速シャッター低速シャッターレンズシャッター

シャッター

作者こいの

収載図書おかわりはできません。
出版社日本文学館
刊行年月2007.6


シャッター

作者野田充男

収載図書ショートショートの広場 20
出版社講談社
刊行年月2008.3
シリーズ名講談社文庫


シャッター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 00:31 UTC 版)

シャッターに絵が描かれている例
横引きシャッター
終電後の夜中にシャッターが下ろされている鉄道駅の例(西鉄福岡(天神)駅)。

シャッター英語:window shutter)は、何枚もの細長い部材をすだれのように連接し、それを枠体に巻き取ったり片側に寄せることで収納することができるようにした建具[1]。シャッターを構成する細長い部材をスラット(鎧)という[1]日本語では「鎧戸」と訳されることがある[1]。ただし、「鎧戸」はルーバーを意味することもある[2]

概要

シャッターの基本構造は、主たる構成部材であるシャッターカーテン、巻き取りシャフト、それを固定するための軸受けブラケットと収納するためのケース、巻取りシャフトにローラチェーンで駆動力を与える開閉機、シャッターカーテンのガイドレールなどから構成される[1]

シャッターの扉の材質には、アルミニウム(スチール)、ステンレスなど金属製のほか、木製、布製、ビニール製などもあり、透明パネルシャッターではポリカーボネイトなどが用いられる[1]。また、枠と方立にはアルミニウム、鉄(スチール)、ステンレスなどが用いられる[1]

シャッターは用途別では、間仕切りや店舗の管理のために設置される管理シャッター、侵入やピッキングを防止するための防犯シャッター、火災による事故や延焼などを防ぐための防火(防煙)シャッターに分けられる[1]

店舗外構のシャッターには様々な塗装デザインが施され、店舗の広告・宣伝の効能を有するものが多い。

歴史

シャッターは1837年イギリスで作られた木片を綴り合せた構造物を原型としている[1]。その後、1862年にはロンドン大博覧会に木製シャッターが出品された[1]

日本では1896年にイギリスから輸入したスチール・シャッターが日本銀行本店に設置されたのが初めてである[1]1903年には鈴木富太郎が創立した建築金物商会(鈴木シャッターの前身)によって国産スチール・シャッターが誕生した[1]

種類

上下開閉式のシャッター
住宅での横引きシャッターの例
格子タイプ(パイプシャッター)の横引きシャッター
倉庫でのオーバースライディングドア

開閉方式

開閉方式では、上下開閉式シャッター、横開閉式(横引き)シャッター、水平開閉式(水平引き)シャッターに分けられる[1]

  • 上下開閉式シャッター - 通常の上下開閉をする形式[1]
  • 横開閉式(横引き)シャッター - 雨戸のように左右開閉する形式[1]
  • 水平開閉式(水平引き)シャッター - 開く屋根や開く床のような形式をもつシャッター[1]

横引きシャッターは、株式会社横引シャッター創業者である市川文胤が「上吊式横引きシャッター」で特許を取得。S字や曲線が自由に描けるため、建物に合わせたコーディネートを可能とし[3][4][5][6]KIOSKや地下鉄の売店などにも広く採用されている。

駆動方式

手で開閉する手動式とモーターで操作する電動式がある[1]

スラット

シャッターはスラット(鎧)の規格では、スラットが重く大型で幅も自由に設定できる重量シャッターと、スラットが比較的軽く小型で幅に制限がある軽量シャッターに分けられる[1]

外壁開口部に設置する電動式の重量シャッターとして、管理用シャッター(侵入・風雨防止)や外壁用防火シャッター(侵入・風雨・延焼防止)、全体を格子(グリル)にしたグリルシャッター、パネルシャッター、排煙シャッター、遮音シャッターなどがある[1]。また、建物内部に設置する重量シャッターとして、屋内用防火シャッター、防煙シャッター、耐火クロス製防火/防炎スクリーンなどがある[1]。なお、建物内部に設置する重量シャッターには手動式のものもあるが管理用には不向きとされる[1]

開閉時の形状

  • スラットシャッター - 全閉鎖されるもの[1]
  • (透明)パネルシャッター - 通風はないが採光は可能なもの[1]
  • パイプシャッター - 通風と採光が可能な半開放のもの[1]

収納方法

一般的な巻き取り式のほか、折りたたみ式、オーバースライダー式、壁や天井などに雨戸のように収納する流し込み式などがある[1]

シャッターメーカー

日本

日本以外

その他の構造物

土木分野ではシャッター砂防堰堤が研究されており、1年間を出水期と非出水期に分けて出水期にだけシャッターを閉めておく運用あるいは個々の出水に合わせてシャッターを開閉する運用が考えられている[7]。日本では常願寺川中流域にある妙寿砂防堰堤(富山県立山町)にシャッター付き堰堤が導入されている[8][9]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 技術レポート42 建築基準法に関するシャッター等、構造の調査研究について”. 一般社団法人大阪ビルメンテナンス協会 設備保全部会. 2024年3月23日閲覧。
  2. ^ 一般社団法人 日本損害保険協会. “自然災害に対する防災・減災のための事前対策例”. 中小企業庁. 2024年3月22日閲覧。
  3. ^ 『JSDA』(日本シャッタードア協会 55 2018年11号)
  4. ^ 『あだち百景』Vol.137 2019年4月
  5. ^ 東京都産業労働局 Tokyo Metropolitan Government公式サイト”. 2019年11月10日閲覧。
  6. ^ (株)横引シャッター公式サイト”. 2019年11月10日閲覧。
  7. ^ 水山高久、奥山悠木「シャッター砂防堰堤の適用条件」、公益社団法人砂防学会、2011年。 
  8. ^ 妙寿砂防堰堤-砂防設備の紹介”. 立山砂防事務所. 2024年3月23日閲覧。
  9. ^ 国内初のシャッター付き堰堤、急激な土砂流出防ぐ”. 日本経済新聞. 2024年3月23日閲覧。

関連項目

外部リンク


シャッター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 08:12 UTC 版)

大判カメラ」の記事における「シャッター」の解説

シャッター 日本電産コパル - 日本精密機械メーカー日本老舗シャッターメーカーである。 デッケル - ドイツ老舗精密機械メーカーデッケルの「コンパー」は現在のレンズシャッターパイオニアのひとつ。

※この「シャッター」の解説は、「大判カメラ」の解説の一部です。
「シャッター」を含む「大判カメラ」の記事については、「大判カメラ」の概要を参照ください。

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