blind
「blind」とは、盲目のことを意味する英語表現である。
「blind」とは・「blind」の意味
blindには大きく分けて形容詞・名詞・動詞の3つの用法があるが、コアとなるイメージは「盲目・目が不自由」で共通している。形容詞の用法では名詞の前に置かれて「目が見えない人(あるいは生き物)」の用法が基本であるが、be動詞などの補語になって「気が付かない」「目がくらんでいる(理性を失っている状態を示す)」といった意味になることもある。名詞としては「盲人・盲目」の他にも「人目を避ける場所・モノ」「日除けの家具」といった意味がある。動詞の場合は他動詞として機能し、「~を盲目にする」「~へ向かう光を遮る」「~の判断力を奪う」といった意味になることが多い。名詞の複数形および動詞の三人称単数形はBlindsである。「blind」の発音・読み方
blindの発音は「ブラインド」であり、アクセントは「ラ」の位置に置かれる。「blind」の語源・由来
blindの語源は印欧語根で「混ぜる・濁らせる」という動詞のbhlendh-であると言われている。bhlendh-はその後同じ意味でゲルマン祖語のblandanaへと派生して形容詞化してblindaz、現代英語になる過程でblindになった。「視界が混ざって(濁って)区別がつかない」というイメージから「盲目の」の意味になったという説が有力である。なお、同じくbhlendh-から派生した言葉には「混ぜる」を意味するBlendが挙げられる。「blind」を含む英熟語・英語表現
「Go blind」とは
Go blindは「(主語が)盲目になる・失明する」ことを意味する英熟語である。blindは英語圏において一般的に差別用語として認識されるため、失明の事実を表す際にGo blindを安易に使用するのは望ましくない。同じ意味を表すのであればbecome vision impairedやlose one's sightなどを用いるのが無難である。
「Go in blind」とは
Go in blindは「分からないまま手探りでいく」という意味の英熟語である。内容や詳細が分からない状況に進んでいく状態や、状況は分かっているものの何の対策もしないまま進んでいく様子を表す。
「I'd Rather Go Blind」とは
I'd Rather Go BlindはアメリカのR&Bシンガーであるエタ・ジェイムズによる楽曲であり、1967年10月に7インチシングルとしてリリースされた。表題曲ではなくシングル作品Tell MamaのB面曲として収録されている。この楽曲は元々ジェイムズの友人であるエリントン・ジョーダン(当時服役中)によって骨組みが作られ、2人の共作によって完成した。税金対策としてクレジットにはジョーダンとその恋人であるビリー・フォスターの名前が記載されている。B面曲ながらその評価は高く、後にロッド・スチュワートやビヨンセなど性別・国籍を問わず様々なアーティストがカバーしている名曲である。
「Love is blind」とは
Love is blindは「恋は盲目」という有名な格言である。人間は恋愛感情に駆られると周りが見えなくなり、時に常識から外れた行動を取ってしまう様子を表す。
「Love is blind(番組)」とは
Love is blindはアメリカで2020年に放映開始された恋愛リアリティ番組である。外見を知らない相手と声だけで会話しながら結婚相手を探すという斬新な切り口の番組で、アメリカのテレビ業界で権威あるエミー賞の2部門にノミネートされるなど大きな反響を呼んだ。日本国内ではネットテレビサービスのNETFLIXで視聴することが出来る。
「Love is blind(楽曲)」とは
日本のアーティスト西野カナが2010年に公開した楽曲の1つがLove is blindである。作詞は西野本人、作曲は音楽プロデューサーであるHIROが手がけた。イオンが展開した2010 Yukata & MizugiキャンペーンのCMソングに採用されている。
「the blind」とは
the blindは「盲人・失明した人」を指す英語表現である。
「blind」を含む様々な用語の解説
「blind(スラング用語)」とは
blindは主にイギリスでスラングとして使われることがある。blinderの形で名詞として「素晴らしいプレー・パフォーマンス」を意味することがある。また、他にもblindingの形を取って形容詞になると「見事な・素晴らしい」の意味になる。主にスポーツや格闘技といった競技性の高い分野や、音楽や演劇などの芸術分野で用いられる言い回しである。
「blind」の使い方・例文
・He was blinded in an accident.(彼は事故によって失明した)・Someone said that love is blind.(誰かが言った、恋は盲目であると)
・The authority blinds humans.(権力は人々をくらませる)
ブラインド【blind】
ブラインド blind
ブラインド
ブラインド
ブラインド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 20:21 UTC 版)


ブラインド(blind)は、日射しを調整する目的で窓などの開口部に設置する器具。通常、太陽の位置などに応じてスラットと呼ばれる複数の板(羽根)を回転または昇降させて調整することが可能な構造をもつ[1][2]。一般的には室内に設置する可動式のものをいうが、屋外に設置するもの(外付けブラインド)もある[2]。
形式
日照を調整する装置であり、屋内用(屋内日照調整装置)の水平ブラインドと垂直ブラインド、屋外用(屋外日照調整装置)の水平ブラインドがある[3]。ガラスブロックや障子などと異なり、羽根の間隔や角度を調整することで眺望も調整できる[3]。
家庭用室内ブラインドのうち、操作コードやクランクハンドルなどの操作手段によって昇降又は左右に開閉、または角度調整できるようにしたものをギヤ式ブラインドという[4]。操作手段によって、チルトポール(棒)によるものをチルトポール式、コード(紐)によるものをドラム式などということもある。
ギヤ式ブラインドは、ベネシャンブラインド、ロールスクリーン、バーチカルブラインド、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーン、ローマンシェード、パネルスクリーンに分けられる[4]。
- ベネシャンブラインド
- 水平方向に複数のスラット(アルミまたは木製)を組み、その個々の回転で調光、上下で開閉を行うもの[1][5]。
- ロールスクリーン
- フラットなスクリーンを上部の巻き上げ機構で上下させて開閉させるもの[6]。
- バーチカルブラインド
- 垂直方向に複数のルーバー(羽根)をつけて、その個々の回転で調光し、左右に開閉できるようにした縦型のブラインド[7]。
- プリーツスクリーン
- 布生地にプリーツ加工を施し、折り畳んで上下に開閉するようにしたもの[8]。
- ハニカムスクリーン
- プリーツスクリーンの一種で、二重構造にして断面を蜂の巣(ハニカム)状にしたもの[9]。
- ローマンシェード
- 布生地(ファブリック)のシェード(幕体)を昇降器具に取り付けて上下に開閉できるようにしたもの[10]。
- パネルスクリーン
- 布製の生地をスクリーン(パネル)としてレールに吊して左右方向に開閉できるようにしたもの[11]。
旧国鉄583系や同時期に製造された食堂車など一部の鉄道車両や、住宅用の中には、二重窓の間に設置したものや、複層ガラス(ペアガラス)の間に組み込んでサッシと一体化したブラインドサッシもある。
手動式が多いが自動制御にしたベネシャンブラインドなどもある[1]。
歴史
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人工のブラインドが最初に使われたとして記録に残っているのは、今からおよそ5000年前、エジプトのファラオ王朝時代にさかのぼる。それは、繊維でより合わせた葦を、戸口や窓辺にぶら下げていた。当時紅海の西海岸を席巻していたペルシャの奴隷商人が、この葦のカーテンを自国に紹介、その後形態が様々に変化しながら世界中に伝わっていったと言われている。
その後、住環境や人々の意識の変化によって、ブラインドに対するニーズも多様化。それに伴って改良が盛んに行われ、様々なタイプのブラインドやシェードが発売されるようになった。現在最も一般的に使用されているヨコ型ブラインドの原型が生まれたのはイタリアのベニスといわれている。
現在のアルミ製ベネシャンブラインドは1946年、アメリカのハンター・ダグラス社が開発・発売したものが最初であり、ブラインド業界のパイオニア的存在でもある。同社は現在はオランダに本拠を移している。
保守
埃がたまりやすく除去に手間がかかるのが欠点である。専用の掃除器具であるブラインドクリーナーも発売されている。
安全対策
窓のブラインドを動かす紐などによる子供の窒息事故が、カナダでは1年に約1回のペースで起きていることから、カナダでは窓のブラインド製品に対する安全性の基準がある[12][13]。米国消費者製品安全委員会は、子供の窒息事故防止のため、窓のブラインドを動かすコードをコードレス化することを推奨している[14]。
出典
- ^ a b c 磯崎恭一郎、武田仁「縦型ブラインドの熱特性」『日本建築学会環境系論文集』第88巻第812号、日本建築学会、2023年10月、789-798頁。
- ^ a b 金森勝義. “木製ブラインドの紹介”. 地方独立行政法人北海道立総合研究機構. 2024年3月22日閲覧。
- ^ a b “第5章 昼光利用・照明システム(A5)”. 国土交通省 国土技術政策総合研究所. 2024年3月22日閲覧。
- ^ a b “JIS A 4811:2017”. kikakurui.com. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “ベネシャンブラインド”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “ロールスクリーン”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “バーチカルブラインド”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “プリーツスクリーン”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “ハニカムスクリーン”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “ローマンシェード”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ “パネルスクリーン”. 日本インテリア協会. 2024年3月22日閲覧。
- ^ Kids and Cords don’t mix カナダ政府
- ^ Government of Canada(カナダ政府), Public Works and Government Services Canada (2017年6月17日). “Canada Gazette – Corded Window Coverings Regulations”. www.gazette.gc.ca. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “Window Covering Cords” (英語). U.S. Consumer Product Safety Commission (2024年2月29日). 2024年3月14日閲覧。
関連項目
ブラインド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:00 UTC 版)
「流星のロックマンシリーズ」の記事における「ブラインド」の解説
ウイルスやボスが盲目になり、見当違いの位置へに攻撃したり動きが遅くなったりする。プレイヤーが受けた場合は敵の姿が見えなくなる。最大3秒間持続する。
※この「ブラインド」の解説は、「流星のロックマンシリーズ」の解説の一部です。
「ブラインド」を含む「流星のロックマンシリーズ」の記事については、「流星のロックマンシリーズ」の概要を参照ください。
「ブラインド」の例文・使い方・用例・文例
- ブラインドを降ろす
- ブラインドを下ろしてくださいますか
- 彼女は窓のブラインドを下ろした
- 彼女は彼にブラインドを下ろしてくれるように頼んだ
- 窓のブラインドを巻き上げる
- ブラインドタッチは、エンジニアにとって必要な能力だ。
- これらの商品の味についてブラインドテストにより調査した。
- 彼女はブラインドを降ろした。
- 彼女はブラインドを引きおろした。
- 窓のブラインドを閉める[引き下ろす].
- ブラインドは全部下ろされていた.
- ブラインドを下ろしてくれ.
- ブラインドは全部上げられて[開かれて]いる.
- ブラインドで陽光が部屋に入らない.
- ブラインドを下ろしなさい.
- ブラインドを上げると夜空にぽっかり浮かんだ月の光が書斎の窓から入ってきた.
- 彼女はブラインドタッチでタイプが打てる.
- ブラインドを綱で引いてください
- 彼らがちょうど入ってきたが、ブラインドを上げなかった
- じゃまにならないように巻き上げる窓のブラインド
ブラインドと同じ種類の言葉
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