映画用カメラ
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映画用カメラ(えいがようカメラ)とは、フィルム上に映像を連続して露光し、動画を撮影するための装置である。その大枠の定義のなかでも、映画を撮るためのカメラを、撮影機(さつえいき)という[1]。その機構は、レンズ、可変開角度シャッター、フィルム間欠輸動装置からなり、現在ではフィルム走行の原動力には電動モーターを用いるが、初期からあるいは現代に至る一部小型映画用の撮影機には手回し、あるいは時計仕掛けのモータードライヴを用いている[2](フィルモ、クラスノゴルスク、ロモキノ等)。
- 1 映画用カメラとは
- 2 映画用カメラの概要
- 3 関連項目
撮影機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 17:38 UTC 版)
16mmフィルム用撮影機「シネコダック」のハーフカメラ的な新製品「シネコダック8」として生まれた、ダブル8規格のための撮影機は、その後、ボレックスが1938年(昭和13年)に「ボレックスH-8」、1942年(昭和17年)に「ボレックスL-8」を発売、16mmフィルム用撮影機を製造してきたカメラメーカーが、それに平行してこの小型映画の新規格に対応し始めた。コダックのブローニーエイト、キーストン撮影機(英語版)、ベル&ハウエル、ドイツのバウアー等が製品を製造販売した。日本製のダブル8撮影機は、1955年(昭和30年)、瓜生精機の「シネマックス8」、エルモ社の「エルモ8A」であった。 1956年(昭和31年)、ベル&ハウエルが自動露出を初めて組み込んだダブル8用撮影機「エレクトリック・アイ200」を発表する。1964年(昭和39年)に日本のエルモ社が発表したエルモズーム8-TLは、電動式ズームレンズ、自動露出、専用マガジンによって従来の25フィートを4倍する、100フィート撮影を可能にした。
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撮影機
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1965年4月の第1号機フジカシングル8 P1発売時、女優の扇千景をコマーシャルタレントに起用、「マガジン、ポン」「私にも写せます」と撮影機の使用感の手軽さを謳ったた広告は話題になり、「シングル8」は日本の家庭に広く普及した。 キヤノンは同年、キヤノンシングル8 518 を発売、エルモはエルモ C-200 を発売した。小西六は翌1966年(昭和41年)にコニカ 3-TLおよびコニカ 6-TLを発売、ヤシカはヤシカ シングル8 30-TLのみを発売、この2社は同年発売の機種の生産終了とともにシングル8市場から撤退した。キヤノンも1970年(昭和45年)、キヤノンシングル8 518SVを発売したが、その生産終了とともに撤退した。エルモは、1975年(昭和50年)発売のエルモ 8S-600およびエルモ 8S-800の生産終了まで、シングル8市場に残った。日本以外の光学機器メーカーは、シングル8用の撮影機を独自には製造しなかった。 もっとも新しい機種は1981年(昭和56年)12月に発売された、富士フイルムのフジカシングル8 P400サウンドオートフォーカスであり、これ以降の新機種は出ていない。以降30年以上が経過しており、現在のシングル8ユーザはそれ以前の中古機種を入手し、手入れして使用している。
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「撮影機」の例文・使い方・用例・文例
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