サップとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > サップの意味・解説 

sap

別表記:サップ

「sap」とは、樹液・元気を奪うことを意味する英語表現である。

「sap」の基本的な意味

「sap」は、主に植物のや木から流れ出る液体を指す名詞であり、特に樹液を指す場合が多い。また、動詞としては「元気を奪う」「根気切らせる」といった意味で使われることがある

「sap」の語源

「sap」という単語は、元々「樹液」という意味であり、樹木から出る液体のことを指していた。この意味は、現在でも残っている。例えば、バーモント州では、ハードウッドから採取される樹液から作られメープルシロップを「sap」と呼んでいる。「sap」の語源には諸説あるが、一般的には北欧神話登場するYggdrasilユグドラシル)」という世界樹由来する考えられています。この木は、天と地を繋ぐ巨大なであり、その根は地下に、枝葉天空伸びていた。ユグドラシルの幹には、古代北欧神話登場する智慧の神オーディン刺された傷から出た液体流れており、この液体が「sap」として英語に取り入れられたという説がある。

また、もう1つの説としては、古英語で「juiceジュース)」を意味するsop」が由来とされている。中英語で「soppe」という単語変化し、「bread soppe(パン浸して食べ料理)」や「gravy soppe(グレイビーソースをかけたパン)」といった料理名使われるようになった。さらに、この語が「sap」という形で「樹液」を指すようになったという説もある。いずれにしても、「sap」は古くから使われている単語であり、樹液以外にも、生命力精神力を指す場合もある。例えば、「He has lost his sap(彼は元気がなくなった)」という表現がある。また、「sap」は、軍事用語としても使われており、兵士たち携帯する銃器弾倉から、弾丸取り出すための棒を指すこともある。

「sap」の発音・読み方

「sap」の発音は、英語では/sæp/と発音される日本語カタカナ表記は「サップ」となる。

「SAPジャパン」とは

SAPジャパンは、日本においてSAP SEビジネスソフトウェアおよびサービス提供する企業である。SAP SEは、ドイツ本社を置くグローバルなソフトウェア企業であり、ERP企業資源計画)やCRM顧客関係管理)などのビジネスソフトウェア提供している。SAPジャパンは、日本におけるSAP SE代理店として、日本国内顧客ビジネスソフトウェア提供している。SAPジャパンは、日本多く大企業中小企業顧客抱えており、製造業小売業サービス業など、様々な業界に対してソフトウェア提供している。また、日本におけるSAP SE研究開発拠点一つでもある。

さらに、SAPジャパン日本におけるビジネスソフトウェア市場において、多く競合他社との競争に直面している。しかし、SAP SEは、グローバルなソフトウェア企業として豊富な経験と、多く企業対すソリューション提供の実績持っているため、SAPジャパンも高い技術力信頼性持って顧客サービス提供している。また、顧客のビジネスニーズに合わせたカスタマイズサポート提供することで、顧客からの評価高く日本ビジネスソフトウェア市場において重要な役割果たしている。

「sap(システム分析)」とは

「SAP」とは、「Systems, Applications, and Products in Data Processing」の略称で、統合業務用ソフトウェア一つである。システム分析データ管理企業リソースプランニング(ERP)・顧客関係管理CRM)・サプライチェーン管理SCM)・サプライヤリレーションシップマネジメント(SRM)など、企業様々な業務統合的管理することができる。SAPは、1972年ドイツIBMで働いていた5人の技術者によって開発された。当初財務会計のためのソフトウェアであったが、その後企業様々な業務カバーするように拡張された。現在、SAPは世界中で幅広く利用され大手企業中心に広く普及している。

SAPには、SAP ERPSAP CRM、SAP SCM、SAP SRMなど、さまざまなモジュールがあり、企業業務に応じて必要なモジュール組み合わせることができる。また、クラウドサービスの「SAP Business ByDesign」や、中小企業向けの「SAP Business One」など、さまざまなバージョン提供されている。SAPの利用には、コンサルタントシステムエンジニア専門的な知識が必要であり、システム構築には膨大な費用がかかることがある。しかし、SAPを導入することで、企業業務効率的かつ正確に管理することができ、業務プロセス最適化生産性向上につながることが期待されている。

「sap(会計)」とは

「SAP」とは、ドイツソフトウェア企業であるSAP SE提供する企業向けソフトウェアの名称であり、「Systems, Applications and Products in Data Processing」の略称である。SAP社は1972年設立され、主にERPEnterprise Resource Planningソフトウェア提供している。ERPとは、企業経営資源一元管理するためのシステムであり、会計人事販売調達などの業務プロセス統合的管理することができる。

「sap(会計)」とは、上記のSAP社が提供するERPソフトウェアの中の会計モジュールのことを指す。このモジュールでは、勘定科目設定仕訳入力決算処理、財務諸表作成など、会計に関する機能提供している。また、国際会計基準IFRS)や米国会計基準US-GAAP)にも対応しているため、グローバルな企業でも利用されている。

「SAP認定コンサルタント資格」とは

「SAP認定コンサルタント資格」とは、SAP社が認定する「SAP技術機能専門知識とその運用経験を持つ人材」という基準満たした人に与え資格のことである。SAPシステム導入・運用する企業や団体にとって、SAP認定コンサルタントは非常に重要な存在であり、SAPシステム導入運用において必要なノウハウ技術持っていることが求められる

SAP認定コンサルタントには、さまざまな分野資格がある。例えば、SAP ERP業務用ソフトウェアにおいては、SAP Certified Application AssociateCA)やSAP Certified Technology AssociateTA)などがある。また、SAP BW(ビジネス・ウェアハウス)においては、SAP Certified Application AssociateCA)がある。これらの資格は、それぞれの分野において必要なスキル知識証明することができるものであり、SAPシステム導入運用関わる企業や団体にとっては、信頼性の高いパートナーとしての価値がある

サップ【SAP】

読み方:さっぷ

superabsorbent polymer》⇒吸水性高分子


サップ【SUP】


さっ‐ぷ【×撒布】

読み方:さっぷ

[名](スル)「さんぷ(散布)」に同じ。


撒布

読み方:サンプ(sanpu), サップ(sappu)

まきちらすこと


SAP

SAPとは、(1)ERPソフトウェア大手ベンダーやその主要製品の名称、または、(2)NovellネットワークOSNetWare」で用いられる名前解決プロトコルService Advertising Protocol」の略称、または(3)マルチキャストにおいてセッション情報配信するためのプロトコルSession Announcement Protocol」の略称である。

(1)
読み方エスエーピー,サップ
別名:SAP AG

SAPとは、1972年ドイツのワルドルフで設立された、ERPパッケージ統合業務パッケージ)ソフトの大手ベンダーの名称である。正式名称は「SAP AG」。また、ERPソフト「SAP R/3」の略称として用いられることもある。ちなみに日本法人は「SAPジャパン」である。

SAPは、主にERPソフト「SAP R/3」の提供とメンテナンス業務管理関連する各種ソリューションなどを提供している。ソリューション業種別に細分化され、プランニングコンサルティングなどのサービスとともに提供されている。

SAPはERPをはじめとしたB2B業務統合システム市場において圧倒的シェア誇りソフトハウスとしてもMicrosoftOracleに次ぐ規模持っている。現在までに、世界120以上において10万件以上の導入実績を持つとされている。

(2)
フルスペル:Service Advertising Protocol
読み方サービスアドバタイジングプロトコル

SAPとは、Novell社の開発したネットワークOSであるNetWareにおいて用いられるIPXプロトコル一種で、インターネットワーク上で利用できるサービスネットワーク上の位置特定するために用いられるプロトコルのことである。

SAPはブロードキャストによってネットワーク内に配信されルーターサーバー経由してサービスに関する情報集めることが可能になっている。

(3)
フルスペル:Session Announcement Protocol
読み方:サップ

SAPとは、ネットワーク上でセッション情報マルチキャストによって配信するために用いられるプロトコルのことである。インターネット関連技術標準化団体であるIETFによって、RFC 2974として定義されている。


参照リンク
(1)SAP Japan
(3)Session Announcement Protocol - (英文
企業活動のほかの用語一覧
業務システム:  POSシステム  POSレジ  レジ  SAP  SCM  SFA  SCOR

サップ

名前 Sapp; Sup

サップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 15:22 UTC 版)

サップ(SAPE : Société des ambianceurs et des personnes élégantes頭字語)は、コンゴ共和国およびコンゴ民主共和国においてみられるファッションの一種である。サップを楽しむ人々は、男性の場合はサペーまたはサプール: Sapeur)、女性の場合はサプーズ(仏: Sapeuse)と呼ばれる。


注釈

  1. ^ 作中に出演するサプールの一人は、戦乱で逃げ惑う中で服や靴を捨てねばならなかったエピソードを語っており、平和なくしてサップは存在しえないと述べている。

出典

  1. ^ 50〜60年代のフレンチ・ファッションに身を包む、コンゴ共和国の半端無くダンディーな紳士「サペー」たち」『DNA』Daily News Agency、2011年2月28日。2013年4月3日閲覧。
  2. ^ 『サプール』と呼ばれるダンディーでエレガントなコンゴの紳士達 」(Sworld/Yahoo.co.jp)[リンク切れ]
  3. ^ a b 大地洋輔(ダイノジ). “2014年12月4日放送 22:00 - 22:50 NHK総合 | 『地球イチバン』「世界一服にお金をかける男たち」”. TVでた蔵. 2023年1月14日閲覧。
  4. ^ a b c 発想の転換で、世界はこんなにも明るくなる!?”. ENTERTAINMENT. X BRAND COURRiER Japon. 2013年4月3日閲覧。
  5. ^ a b Dedicated followers of fashion: Congo's designer dandies - CNN.com 2013年4月3日閲覧
  6. ^ a b c 白石 1993, pp. 115–116
  7. ^ 「SAPEUR SPECIAL PARTY」に関する記事”. ISETAN MEN'S net (2016年7月25日). 2023年1月13日閲覧。
  8. ^ a b 地球イチバン「世界一服にお金をかける男たち」 - NHKオンライン
  9. ^ The Sapeurs”. www.guinness.com. 2023年1月13日閲覧。
  10. ^ Applause English Communication I”. www.kairyudo.co.jp. 題材内容一覧. 2023年1月13日閲覧。


「サップ」の続きの解説一覧

「サップ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サップ」の関連用語

サップのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サップのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【SAP】の記事を利用しております。
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサップ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS