市町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 07:56 UTC 版)
市町(いちまち)とは近代以前に存在した商業区画のこと。
都城制において設けられた東西両市に関連する用語とみられ、『延喜式』の市司に関する規定にも登場するが、市の内部を指すとする説[1]と市司の監督下にあった市の隣接条坊を指す説[2]がある。『延喜式』編纂以降の律令制の弛緩と当時の都であった京都の都市環境の変化によって上京の三条・四条などに新たな商業地域が形成されると、東西両市の実態は失われていった。
中世に入り、各地に商業町が形成されると、そこに店舗を設ける形で成立した市場や商業地区のことを指して「市町」と呼ばれるようになる(市町の商人は行商人と対の関係になる)。近世においてはもっぱら市街地一般を指し、地方の都市以外の地域を指す田舎・在郷と対で扱われるようになった。
関連項目
- 市場集落 - 農村部で市を中心に成立した集落
脚注
参考文献
- 亀田隆之「市町」(『国史大辞典 1』(吉川弘文館、1979年) ISBN 978-4-642-00501-2)
- 仲村研「市町」(『日本史大事典 1』(平凡社、1992年)ISBN 978-4-582-13101-7)
市町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/17 10:18 UTC 版)
和歌山県有田市(ありだし) 和歌山県有田郡(ありだぐん) 佐賀県西松浦郡有田町(ありたちょう←ありたまち)有田駅 - 佐賀県西松浦郡有田町にある駅。 有田焼 - 佐賀県西松浦郡有田町を中心に焼かれる磁器。
※この「市町」の解説は、「有田」の解説の一部です。
「市町」を含む「有田」の記事については、「有田」の概要を参照ください。
「市町」の例文・使い方・用例・文例
- 市町村が指導、監督権限を有します
- たくさんの市町村が、水源保護条例を定めている。
- 市町村
- 市町村制
- 管理を市町村に委託した国有林野
- 市町村の中の行政区画で,小字をいくつかまとめたもの
- 公益質屋という,公益質屋法に基づいて市町村や社会福祉法人が経営する金融機関
- 市町村議会の議員という職務
- 市町村議会の議員という職務の人
- 市町村組合という地方公共団体
- 市町村の議会が定める法
- 市町村助役という,市町村長を補佐する役職
- 市町村助役という,市町村長を補佐する人
- 市町村の長という職務
- 市町村の長という職務の人
- 市町村の消防組織
- 政治地理学という,国家や市町村の政治と行政地域を研究する学問
- 東京都のうちで,23区以外の市町村
- 市町村を合併すること
- 広域市町村圏という,都市計画のための地域圏
- >> 「市町」を含む用語の索引
- 市町のページへのリンク