あそ‐カルデラ【阿蘇カルデラ】
阿蘇カルデラ
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阿蘇カルデラ(あそカルデラ)は、熊本県にあるカルデラ地形である。
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- 1 阿蘇カルデラとは
- 2 阿蘇カルデラの概要
- 3 参考文献
- 4 関連項目
- 5 外部リンク
阿蘇カルデラ(あそカルデラ)
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「カルデラの一覧 (日本)」の記事における「阿蘇カルデラ(あそカルデラ)」の解説
阿蘇山。現在も活発な中央火口丘を持っている。直径は約25×18kmであり、カルデラ内に多くの人が住み鉄道や道路が走っている。阿蘇カルデラの大噴火は調査によれば4回あったと推定されるが、一番、大きかったのは9万年前に発生した4回目の噴火である。このときの総噴出量は富士山の山体体積を上回る600km3に達し、火砕流は九州の半分近くを覆い尽くし、火山灰は日本全国に降下した。宮崎県の高千穂峡谷はこのときの火砕流堆積物(溶結凝灰岩)を河川が侵食したものである。
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阿蘇カルデラ
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詳細は「阿蘇カルデラ」を参照 阿蘇カルデラは、30万年前-9万年前に発生した4回の巨大カルデラ噴火により形成されたカルデラ地形である。その大きさは日本で2番目で、1位は北海道の屈斜路カルデラである。また3位は鹿児島県の桜島の北にある姶良カルデラである。阿蘇山は火口湖も海もなく、カルデラの中に立って周囲の外輪山を見渡すことができる。カルデラを取り囲む外輪山も阿蘇火山に含まれ、東西約18キロメートル・南北約25キロメートルに及ぶ。カルデラを見下ろす大観峰などは、カルデラ噴火前の火山活動による溶岩とカルデラ噴火による火砕流堆積物(溶結凝灰岩)で構成された山である。 カルデラ盆地は中央火口丘によって南北に二分され、北は阿蘇谷、南は南郷谷と呼ばれる。阿蘇谷は阿蘇市に、南郷谷は阿蘇郡高森町および南阿蘇村に属する。阿蘇谷には、熊本と大分を結ぶJR豊肥本線が通る。南郷谷には豊肥本線立野駅から分岐する第三セクター南阿蘇鉄道が走る。カルデラ内は湧き水が豊富で平坦な地形が開け、農業生産に適しており、古くから人が住み集落を形成していた。7世紀の中国の歴史書『隋書(隋書倭国伝)』や『北史(北史倭国伝)』にも「阿蘇山」の名が見え、火を噴き上げる山として知られていた。
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