邪馬台国=高天原=阿蘇カルデラ説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:15 UTC 版)
「阿蘇山」の記事における「邪馬台国=高天原=阿蘇カルデラ説」の解説
中国の歴史書(正史)である『南史倭国伝 』によれば、「倭国の先の出ずる場所、及び所在については北史に詳しく記述されている」とあり、『北史倭国伝 』では、阿蘇山(火山)が詳述 されている。すなわち、阿蘇カルデラは「ヤマト発祥の地・高天原 」であることが示されている。阿蘇カルデラは、魏志倭人伝や北史倭国伝 の記述通り、短里説(周髀算経 ・一寸千里法=一里約77m)で、帯方郡から邪馬台国までの総距離「一万二千余里」となる。卑弥呼については、火国(建日向日豊久士比泥別)の女王ということになり、邪馬台国の支配地域は、魏志『女王国以北・周旋可五千余里』であるため、概ね、国産み神話における白日別(筑紫国)・豊日別(豊国)・建日向日豊久士比泥別(火国)の三面となる。邪馬台国(女王国)が阿蘇カルデラであれば、南の狗奴国 については、建日別(熊襲)となる。また、東に海を渡ること千里(約77km)にて至る国については、「四国」を、女王国を去ること南へ四千里(約308km)の侏儒国ついては、「種子島」を比定することができる。会稽については女王国の西に、帯方郡については、女王国の北西に位置することとなる。 阿蘇山の北麓には肥後国(火国)一宮である阿蘇神社があり、健磐龍命や國龍神(日子八井命)、金凝神(第2代綏靖天皇)をはじめとする神々が、祀られている。健磐龍命の子速瓶玉命が第7代孝霊天皇の際に、両親を祀ったことに始まるが、以来、天照大御神 やニニギノミコト、神武天皇の子孫でもある多氏阿蘇氏が祭祀を執り行い続けている。天孫降臨神話の残る日向の高千穂に隣接する阿蘇カルデラは阿蘇黄土「リモナイト(褐鉄鉱)・朱丹」や鉄器鍛冶工房の遺跡群、雲海の名所でも知られており、山跡で山に囲まれたところの山のふもとに広がる高原台地で、山に神が宿るとみなす自然信仰の拠点である火の本・阿蘇山を擁する。
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