八丈島東方沖地震とは? わかりやすく解説

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はちじょうじまとうほうおき‐じしん〔ハチヂヤウじまトウハウおきヂシン〕【八丈島東方沖地震】

読み方:はちじょうじまとうほうおきじしん

昭和47年197212月4日八丈島東方沖で発生したマグニチュード7.2の地震八丈島震度6を観測八丈島青ヶ島では、落石土砂崩れなどの被害受けた


八丈島東方沖地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/28 13:59 UTC 版)

八丈島東方沖地震
地震の震央の位置を示した地図
本震
発生日 1972年(昭和47年)12月4日
発生時刻 19時16分10秒 (JST)
震央 日本 東京都 八丈島東方沖
北緯33度20分12秒
東経140度56分18秒(北緯33度20分12秒 東経140度56分18秒 / 北緯33.33667度 東経140.93833度 / 33.33667; 140.93833
震源の深さ 54 km
規模    マグニチュード M7.2
最大震度    震度6:東京都 八丈町
地震の種類 スラブ内地震 逆断層
余震
最大余震 1974年9月27日12時10分 M 6.3 最大震度4 北緯33度47.6分・東経141度13.7分
被害
被害地域 東京都 八丈島
出典:特に注記がない場合は気象庁による。
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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八丈島東方沖地震(はちじょうじまとうほうおきじしん)は、1972年八丈島の東方沖で発生した地震である。

概要

1972年(昭和47年)12月4日19時16分、八丈島の東北東約110キロメートル (km) の太平洋北緯33度20.2分・東経140度56.3分震央とする深さ54 (km)、Mj7.2 (Mw7.4) の地震が発生。この地震により八丈島で最大震度の6(烈震)、東京で震度4(中震)を記録した。この地震に対し、気象庁は1972年12月4日八丈島東方沖地震命名した。八丈島東方沖では9か月前同年2月29日にもM7.0 (Mw7.2)の地震が発生し北緯33度31.5分・東経140度53.1分、八丈町で最大震度5の強震を記録していた。それからは余震が続き震度5を最高に100回近くの余震が発生していた。

この地震では、八丈島では最大波高50センチメートル (cm) 程度の津波を観測した[1]

1948年(昭和23年)6月28日の福井地震以来長らく震度6の観測事例がなく、この地震で24年ぶりに公式に震度6を観測したことになる。

なおこの地震では東京都新宿区に建設されたばかりの超高層ビル京王プラザホテル(47階建、170 m)では44階のレストランでは高層ビル特有の長周期地震動が発生して客などが一時騒然となったという。

各地の震度

震度4以上の地点は次の通り[2]

震度 都道府県 観測所
6 東京都 八丈島
4 福島県 小名浜
千葉県 千葉館山
東京都 東京大島新島三宅島
神奈川県 横浜
静岡県 網代

出典

脚注

  1. ^ 八丈島東方沖の地震(気象庁) (PDF) 地震予知連絡会 会報第49巻
  2. ^ 気象庁|震度データベース検索 (地震別検索結果)”. www.data.jma.go.jp. 2019年7月4日閲覧。

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