青ヶ島とは? わかりやすく解説

あお‐が‐しま〔あを‐〕【青ヶ島】

読み方:あおがしま

伊豆諸島の、八丈島の南約70キロにある火山島面積5.2平方キロメートル東京都属する。


青ヶ島(東京都)

423m 北緯322730秒 東経13945分33秒 (大凸部おおとんぶ)) (世界測地系

青ヶ島地図

概 要

 北北西南南東3.5km、西南西東北東2.5kmの火山島。島は海面下の基底15km×8km、海底からの比高1100mの大きな火山頂上部にあたる。島の北端部にやや古い黒崎火山残存し、他は主成層火山からなる。主成層火山頂部直径1.5~1.7kmの大火口(池の沢火口)があり、その中に中央火口丘丸山火砕丘がある。黒崎火山・主成層火山とも主に玄武岩(SiO2 4953%)で、少量安山岩(SiO2 5864%)を含む。
 主成層火山活動後期(30002000年前頃)、マグマ水蒸気爆発続き池の沢火口形成。1780~1785年噴火では、爆発的噴火による岩塊スコリア降下池之沢火口内の丸山火砕丘生成池の沢火口埋め溶岩流出(ともに安山岩,SiO2 6162%)が起きた。現在池の沢火口内丸山西側火口壁直下のほか、島の北端近くにも高温噴気地帯がある。島民200名(平成16年)。

最近1万年間の火山活動

 確認されている最近1万年間の活動は主成層火山発生している。約3000年前には、大規模なマグマ水蒸気爆発発生しサージ全島覆った(尾白サージ)。その後30002400年前の間に、島の南東部にあった火口状の凹地埋め溶岩流降下スコリア噴出(金太ヶ浦溶岩類)、また島の東部および北部多量スコリア(休戸郷(やすんどごう)降下堆積物)が降下する噴火発生したその後岩屑なだれ発生し最終的に池の沢火口形成された。
 池の沢火口内では、18世紀噴火降下スコリア溶岩流噴出し丸山火砕丘形成された。(東京都防災会議,1990)



記録に残る火山活動


日本活火山総覧第3版)(気象庁2005)による。




青ヶ島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 13:05 UTC 版)

青ヶ島(あおがしま)は、伊豆諸島に属する火山島で、本諸島の有人島としては最南端にある。日本で最も人口が少ない市町村(162人)。産業がほとんど存在せず、現在は、放棄状態で到達不可能な埠頭もある。




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