諏訪之瀬島とは?

すわ‐の‐せじま〔すは‐〕【諏訪之瀬島】

吐噶喇(とから)列島中部にある火山島面積28平方キロメートル中央にある御岳(おたけ)(標高799メートル)の活動が盛ん。

諏訪之瀬島の画像

諏訪之瀬島(鹿児島県)

799m 北緯293818秒 東経1294250秒  (御岳) (世界測地系

諏訪之瀬島写真諏訪之瀬島地図

概 要

 安山岩(SiO2 5560% )の成層火山で、長径(北北東南南東)8km、短径5km の島の頂部 には、径200m、400m の2 火口南西北東並列し、ともに有史後も噴火し、溶岩流出ストロンボリ式噴火特徴1956 年以降毎年噴火しており、現在も活動中。島民48 名(平 成16 年)。



最近1万年間の火山活動

 約2.5 万年前の姶良Tn 火山灰堆積以降は、主に御岳活動が続いている詳細な活 動年代不明であるが、姶良Tn 火山灰堆積以降1813 年噴出物との間にも、スコリ アや軽石堆積している(森脇ほか,2002)。



記録に残る火山活動

1813(文化10)年 大噴火溶岩流出し、海に達する。この活動住民全員避難、1883(明 治16)年まで無人島となる。
1877(明治10)年頃 噴火3 日音響
1884(明治17)年 大噴火溶岩流出し、海に達する。降灰
1885(明治18)年 噴火鳴動噴煙
1889(明治22)年10 月2 日 鳴動
1914(大正3)年3 月21 日 鳴動噴煙
1915(大正4)年7、9 月 噴煙
1921(大正10)年12 月8、9 日 噴火
1922(大正11)年1 月26 日 噴火以降1925 年まで小活動
1925(大正14)年5 月13 日 噴火
1938(昭和13)年3 月11 日 噴火
1940(昭和15)年11 月29 日 噴火
1949(昭和24)年10 月 噴火黒煙鳴動地震地割れ
1950~ 1954(昭和2529)年ときどき噴火
1956(昭和31)年1112 月 噴火噴煙空振
1957~ 1995(昭和32平成7)年 連続して活動(頻繁に噴火)。
1997(平成9)年 3、4 月 噴火少量火山灰噴出
1998(平成10)年10 月2324 日 諏訪之瀬島付近でM2.2、2.3 の地震発生
1999(平成11)年1、9、11 月 噴火集落で時々降灰確認
2000(平成12)年 噴火: 1、2、12 月集落降灰確認12 月に新噴出口生成
2001(平成13)年 噴火
噴火は、1~ 5、7、1012 月発生した。集落で時々降灰確認火山性地震7 月以降活発となった。振幅小さ火山性微動時折発生した。
2002(平成14)年 噴火
爆発的噴火2 月を除き毎月発生し、年間爆発回数306 回。 特に、8 月19 日22 回、11 月22 日22 回、12 月5 日には72爆発的噴火発生また、8 月1921 日には連続的噴火発生するなど噴火活動が活発となった。火 山性連続微動は、1 月下旬3 月上旬4 月中旬および7 月以降は度々発生した。8 月 20 日に、奄美大島名瀬市降灰観測した。
2003(平成15)年 噴火
爆発的噴火8 月11 月を除き毎月発生し、年間爆発回数64 回。その中で7 月4 日に7 回、翌5 日13 回と、2 日間で20 回の爆発的噴火発生した。また、3 月7 日3 時00 分~ 1300 分と6 月10 日8 時00 分~ 9 時00 分 過ぎに連続的噴火発生した。火山連続微動は、2 月下旬3 月中旬7 月に断 続的に発生した。火山性地震短期間多発する活動繰り返された。
2004(平成16)年 噴火
爆発的噴火噴火繰り返し火山活動は活発な状態が続いた。爆発的噴火は、1月、3~7月10月12月発生し、1年間154発生した。
2005(平成17)年 噴火
爆発的噴火噴火繰り返し火山活動は活発な状態が続いた。爆発的噴火は、1月、5~7月10月12月発生し、1年間46発生した。



<「概要」、「最近1万年間の火山活動」、「記録に残る火山活動」については日本活火山総覧(第3版)(気象庁編、2005)および最近観測成果による。>



火山観測

 気象庁では,御岳南側中腹地震計1点御岳南麓空振計1点設置し,諏訪之瀬島の火山活動監視観測を行っています。
  2003年3月28日からは諏訪之瀬島の北東約30kmの中之島遠望カメラ設置し、噴煙監視もおこなっています。

諏訪之瀬島 観測点配置図

諏訪之瀬島 観測点一覧表
平成18年2006年11月1日現在
測器種類

地点

位置 設置 観測開始 備考

緯度

経度

標高

地震計

SWA1点 29 37.7 129 42.3

450

0

2001.7.6

短周期成分

空振計 SWA0点 29 36.9 129 42.2

100

1

2001.7.6

遠望カメラ NKN0点 29 50.0  129 51.3

22

8

2003.3.28

中之島小中学校

世界測地系による>



火山活動解説資料

 気象庁実施した火山観測データ解析結果や,火山活動診断結果掲載します。毎月1回,上旬公表します。




諏訪之瀬島

読み方:スワノセジマ(suwanosejima)

所在 鹿児島県鹿児島郡十島村

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

諏訪之瀬島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 18:58 UTC 版)

諏訪之瀬島(すわのせじま)は、鹿児島県吐噶喇(トカラ)列島に属する火山島である。人口は79人、世帯数は44世帯(2018年3月31日現在)[1]十島村では中之島に次いで二番目に大きい島である。


  1. ^ 十島村の概要 > 人口および世帯数(2018年3月31日 現在)” (日本語). 十島村. 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月12日閲覧。
  2. ^ 気象庁|報道発表資料”. www.jma.go.jp. 2021年3月8日閲覧。
  3. ^ 鎌田 政明、早坂 祥三、辺見 富雄「諏訪之瀬島東方における海底地形と火山活動(?)(日本火山学会1978年秋季大会)」『火山.第2集』第23巻第4号、1978年、 291-292頁、 doi:10.18940/kazanc.23.4_291_32021年4月12日閲覧。
  4. ^ 諏訪之瀬島で噴煙千メートル 被害なし、鹿児島”. 2021年6月23日閲覧。
  5. ^ 気象庁|報道発表資料”. www.jma.go.jp. 2020年12月27日閲覧。
  6. ^ 諏訪之瀬島の火山活動解説資料”. 福岡管区気象台. 2021年3月8日閲覧。
  7. ^ 噴火警報”. 気象庁. 2021年6月23日閲覧。
  8. ^ “鹿児島・諏訪之瀬島で噴火 警戒レベル2→3に引き上げ”. 朝日新聞DIGITAL. (2021年6月23日). https://www.asahi.com/articles/ASP6R048PP6QTIPE02X.html?iref=pc_ss_date_article 2021年6月23日閲覧。 
  9. ^ 噴火警報(火口周辺)(諏訪之瀬島)令和3年9月17日02時35分噴火警報”. 2021年9月17日閲覧。
  10. ^ 生まれて半日の女の子 山津波に消える 鹿児島県諏訪之瀬島『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月14日朝刊、13版、23面
  11. ^ 日航機SOS傍受 諏訪之瀬島 山津波で死傷多数『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月13日朝刊、13版、23面


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