平郡島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 04:25 UTC 版)
| 平郡島 | |
|---|---|
| 平郡島空撮。(定期航空機より2014年12月撮影) |
|
| 所在地 | 山口県柳井市 |
| 所在海域 | 伊予灘 |
| 座標 | 北緯33度47分44秒 東経132度13分20秒 / 北緯33.79556度 東経132.22222度座標: 北緯33度47分44秒 東経132度13分20秒 / 北緯33.79556度 東経132.22222度 |
| 面積 | 16.61 km² |
| 最高標高 | 468 m |
平郡島(へいぐんとう)は、山口県柳井市の南約20kmの伊予灘に浮かぶ東西に細長い島。人口591人。山口県で2番目に面積が大きい島である。
地理
急斜面が多く段々畑が山の上まで続いている。集落は東と西に分かれて存在し、船はそれぞれの港へ寄航する。公道は北側のみで二つの集落を繋いでいる。南面は細い農道。中央部は標高450〜470mからなる深山でキジなどが生息する野性的な森林になっている。段々畑は少子高齢化により大半が休耕地であって藪化しているが、畜産による修景が昨今試みられ始めている。周囲の海は豊かな藻場を形成し、磯では海藻の収穫や、沖合いは遊漁もできる穏やかな漁場である。
歴史
| へいぐんそん 平郡村 |
|
|---|---|
| 廃止日 | 1954年5月1日 |
| 廃止理由 | 新設合併 柳井市、平郡村 → 柳井市 |
| 現在の自治体 | 柳井市 |
| 廃止時点のデータ | |
| 国 | |
| 地方 | 中国地方 |
| 都道府県 | 山口県 |
| 郡 | 大島郡 |
| 総人口 | 3,695人 (国勢調査、1950年) |
| 隣接自治体 | 柳井市(航路を介して) |
| 平郡村役場 | |
| 所在地 | 山口県大島郡平郡村 |
| 座標 | 北緯33度46分46.2秒 東経132度15分32.7秒 / 北緯33.779500度 東経132.259083度 |
| ウィキプロジェクト | |
- 幕末 - 「旧高旧領取調帳」の記載によると山口藩領。
- 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により山口県の管轄となる。
- 1873年(明治6年) - 大区小区制の施行により第一大区第四小区の所属となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、平郡島が単独で自治体を形成して平郡村となる。
- 1945年(昭和20年)8月23日 - 島の沖合で輸送船「第六日祐丸(873トン)」が触雷により沈没[1]。
- 1954年(昭和29年)5月1日 - 平郡村が柳井市に編入。同日平郡村廃止。同市平郡となる。
教育
島にある柳井市立平郡東小学校は、児童がいなくなり2003年度から休校していたが、2012年に新1年生が入学し9年ぶりに再開された。2013年度にも新1年生が1人入学、さらに5月に1人転入し全校生徒は2年生1人、1年生2人の計3人になっている。(2018年現在、在籍児童は5人)
特産品
交通
- 柳井港〜平郡島(平郡航路)
脚注
- ^ 日置英剛『年表 太平洋戦争全史』国書刊行会、2005年10月31日、741頁。ISBN 978-4-336-04719-9。
外部リンク
固有名詞の分類
- 平郡島のページへのリンク