カーネーション【carnation】
カーネーション 【carnation 英】
ナデシコ科多年草。南ヨーロッパおよび西アジア原産。古代ギリシア人はこの花をゼウスにささげた。名はラテン語の〈花冠・花環〉を意味する語coronaに由来し(一説に肉caroに由来。花が肉色なので)、花冠や花環に欠かせない植物である。キリスト教伝説では十字架にかけられるキリストを悲しんだ聖母マリア落涙のあとに生えた花とし、一九〇七年米人ジャービスの提唱で母の日が設けられ(五月第二日曜日)、母健在の子は赤花、亡い子は白花を胸につける習慣が生まれた。花中央部の赤はキリストから滴った血とか、イタリアの勇士オルランドが敵に胸を突かれた時の血だとか(白花にかかりまだらになった)諸説がある。花言葉は「哀れなわが心」で、赤白まだらは「拒絶」、白は「純愛」、黄は「軽蔑」。
カーネーション
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カーネーション
カーネーション
カーネーション (オランダ石竹)
●地中海沿岸、フランスの西・南部が原産です。古くから園芸植物として栽培されてきました。わが国へは江戸時代にオランダから渡来し、「オランダせきちく(オランダ石竹)」と呼ばれました。原種は一重咲きですが、園芸品種では八重咲きが主で、花色も赤色やピンク色、赤紫色、黄色、白色などと多彩です。「母の日」にカーネーションを飾る習慣は、20世紀初頭に始まりました。
●ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、学名は Dianthus caryophyllus。英名は Carnation。
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「カーネーション」の例文・使い方・用例・文例
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