森内俊雄とは? わかりやすく解説

森内俊雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 22:54 UTC 版)

森内 俊雄(もりうち としお、1936年12月12日 - 2023年8月5日[1])は、日本小説家詩人編集者。本名同じ。

来歴・人物

大阪府出身。大阪明星高等学校を経て、早稲田大学文学部露文科卒業。宮原昭夫李恢成、大西寛、白取貞樹は大学の同級生。主婦と生活社冬樹社で編集者となるが、1972年に退職。

在職中1969年「幼きものは驢馬に乗って」で文學界新人賞を受賞、芥川賞候補となる。以後、70年「<傷>」、71年「骨川に行く」、72年「春の往復」、73年「眉山」と、計五回芥川賞候補となる。のち精神を病んだ経験を描いた『氷河が来るまでに』を1990年に上梓、高い評価を受ける。

受賞歴

著作

【単行本】

  • 『街・月光変奏曲』(1954 私家版)
  • 『骨川に行く』(1971 新潮社)のち集英社文庫 
  • 『幼き者は驢馬に乗って』(1971 文藝春秋)のち角川文庫 
  • 『翔ぶ影』(1972 角川書店)のち文庫 
  • ノアの忘れもの』(1973 文藝春秋)
  • 『マラナ・タ終篇』(1974 文藝春秋)
  • 『此処すぎて』(1974 文藝春秋)
  • 『石よみがえる日』(1975 講談社
  • 『羊水花』(1976 集英社
  • 『灰色の鳥』(1979 潮出版社
  • 『掌の地図』(1980 潮出版社)
  • 『春の埋葬』(1980 書肆山田
  • 『微笑の町』(1980 集英社)
  • 『朝までに』(1984 福武書店
  • 『骨の火』(1986 文藝春秋)
  • 『黄経八十度』(1986 福武書店)
  • 『風船ガムの少女』(1988 福武書店)
  • 『氷河が来るまでに』(1990 河出書房新社
  • 『天の声』(1990 福武書店)
  • 『桜桃』(1994 新潮社)
  • 『谷川の水を求めて』(1994 河出書房新社)
  • 『午後の坂道』(1995 講談社)
  • 『晒し井』(1997 講談社)
  • 『短篇歳時記』(1999 講談社)
  • 福音書を読む―イエスの生涯』(2001 日本基督教団出版局)のち聖母文庫 
  • 『真名仮名の記』(2001 講談社)
  • 『十一月の少女』(2003 新潮社)
  • 『空にはメトロノーム』(2003 書肆山田)
  • 『梨の花咲く町で』(2011 新潮社)
  • 徒然草覚え書 明日の朝の光が射すまでに』フリープレス 2012
  • 『道の向こうの道』新潮社、2017
  • 『一日の光あるいは小石の影』アーツアンドクラフツ、2019年

【文庫】

  • 『翔ぶ影』(1978 角川文庫
  • 『使者』(1978 角川文庫)
  • 『幼き者は驢馬に乗って』(1980 角川文庫)
  • 『夢のはじまり』 (1987 福武文庫)
  • 『骨の火』(2004 講談社文芸文庫

脚注

  1. ^ “森内俊雄氏死去 作家”. 神戸新聞NEXT. (2023年8月13日). https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/obituaries/202308/0016697078.shtml 2023年8月14日閲覧。 (要登録)

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