選書とは? わかりやすく解説

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せん‐しょ【選書】

読み方:せんしょ

多く書物の中から、ある目的沿って選んで発行する書物。「民俗学—」


選書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 08:39 UTC 版)

選書(せんしょ)とは、同一の装丁で出版される、シリーズ叢書のひとつ。一般向けだが新書などに比べてより多くの分野を扱い、専門性・独自性の高い論説を集めたものが多い。

概要

元来の意味は「書物を選んで集めたシリーズ」だが、各社の判型は、大半が四六判並製 (19cm) である。新潮選書やかつての筑摩叢書は統一された装幀だが、他は基本的なフォーマットは統一しつつも、表紙は各巻ごとに写真・テーマイラストを使用しているものもある。

単行本を選書化していたシリーズには、名著の廉価再刊を主とした筑摩叢書があった。角川選書、朝日選書もその形で刊行することもあった。今日では再刊の受け皿として講談社学術文庫ちくま学芸文庫中公文庫平凡社ライブラリー岩波現代文庫等があるので、ほぼ見受けられない。各社とも、現在は大半は書き下ろしであるが、新潮選書・朝日選書では雑誌連載をまとめた作品もある(小谷野敦『日本売春史』など)。

最近まで選書を文庫化することはあまり見受けられなかったが(古くは阿部次郎の『三太郎の日記』が角川選書となり、のち文庫化された)、20世紀末に、ちくま学芸文庫はいくつかの筑摩叢書収録の著作を文庫化し、磯田光一の『戦後史の空間』や谷沢永一の『人間通』(いずれも新潮選書)が、新潮文庫で再刊された。21世紀に入ってから品切れした講談社選書メチエや新潮選書、NHKブックス等は、講談社学術文庫、平凡社ライブラリーなどで再刊されている。

2009年に河出書房新社が、2010年には筑摩書房が、相次いで選書の新シリーズを立ち上げている。

なお、選書レーベルのタイトルは「選書」に限定されず、「叢書」「全書」の場合もある。また角川学芸出版中央公論新社のように「選書」レーベルと「叢書」レーベルを別々に刊行している場合は、両者の区別がやや不分明になっていることもある。

選書一覧(理科系含む)

専門選書一覧

休刊・廃刊

関連項目


選書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 08:28 UTC 版)

新潮社」の記事における「選書」の解説

新潮選書 - 江藤淳漱石とその時代』、藤原正彦天才栄光と挫折』など、多数ロングセラーがある。

※この「選書」の解説は、「新潮社」の解説の一部です。
「選書」を含む「新潮社」の記事については、「新潮社」の概要を参照ください。

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