筑摩選書とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 筑摩選書の意味・解説 

筑摩選書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/05 06:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

筑摩選書(ちくませんしょ)は、株式会社筑摩書房が発行する選書レーベル。

概要

2010年10月15日、創業70周年を記念して創刊された[1]新書は軽量性や即効性が高いが、総合的で深い知性を読者に届けるには、ある程度の分量を持った選書という形態がふさわしい、という考えのもとにつくられた。40代から60代の男性を主に読者層として想定している[2]。キャッチフレーズは「ゆっくり、かしこく」である[3]。ちくまぶっくす、ちくまプリマーブックス、ちくま文庫ちくま学芸文庫ちくま新書など、社名を平仮名にしたレーベルを出してきたが、この選書のレーベル名は漢字の「筑摩」が用いられている。体裁は四六判のソフトカバー。装幀は神田昇和による。アイコン・デザインは川口澄子(水登舎)による[4]。 毎月中旬に2点程度が刊行されている。

なお筑摩書房は1963年から1992年まで同一判型の「筑摩叢書」を刊行していたが、こちらは東西名著・古典の再刊・翻訳を中心とした叢書レーベル(その性格はちくま学芸文庫に継承されている)であり、書き下ろし・オリジナルを中心とする本選書とはコンセプトが大きく異なる。

創刊ラインアップ

  1. 現代文学論争(小谷野敦
  2. 荘子と遊ぶ 禅的思考の源流へ(玄侑宗久
  3. 我的日本語 The World in Japanese(リービ英雄
  4. 江戸絵画の不都合な真実(狩野博幸
  5. 不均衡進化論(古澤滿)
  6. 武道的思考(内田樹

関連項目

脚注

  1. ^ CiNii 図書 - 筑摩選書
  2. ^ 〈本の舞台裏〉筑摩が「選書」を創刊 - BOOK asahi.com
  3. ^ 筑摩書房
  4. ^ 筑摩選書 川口澄子 神田昇和

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「筑摩選書」の関連用語

筑摩選書のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



筑摩選書のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの筑摩選書 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS