ナデシコ属とは? わかりやすく解説

ナデシコ

(ナデシコ属 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 15:06 UTC 版)

ナデシコ(なでしこ、撫子、牛麦)は、ナデシコ科ナデシコ属(Dianthus)のカワラナデシコ(学名: Dianthus superbus var. longicalycinus)の異名である。またナデシコ属の植物の総称。蘧麦(きょばく)とも呼ばれる。秋の七草の一つである。などで、「撫でし子」を掛詞にすることが多い[1]


  1. ^ デジタル大辞泉. “なでしこ【×撫子/瞿=麦】”. 2019年7月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e 『日本の野生植物』 (1999)、p.41
  3. ^ 一例として、『万葉集』巻第三「雑歌」408番に、大伴家持大伴坂上大嬢に送った一首として、「石竹(なでしこ)の その花にもが 朝な朝(さ)な 手に取り持ちて 恋ひぬ日無けむ」(あなたがナデシコだったら毎朝手に取って愛しまない日はないだろう)。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:イセナデシコ 2011年8月15日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList アメリカナデシコ 2011年7月30日閲覧。


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ナデシコ属

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「ナデシコ」記事における「ナデシコ属」の解説

ナデシコ属 (Dianthus) はナデシコ科 (Caryophyllaceae) に属し北半球温帯域を中心に300種が分布するこのうちヒメハマナデシコシナノナデシコ日本固有種日本にのみ自生)であり、他に日本にはカワラナデシコハマナデシコ分布する。それらの特徴次のようなものであるカワラナデシコ (D. superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams) カワラナデシコには、ナデシコヤマトナデシコ異名もある。これはセキチク (D. chinensis L.) を古く唐撫子カラナデシコ)といったことに対する。ナデシコ古く常夏とこなつ)ともいった。これは花期夏から秋に渡ることにちなむ。 エゾカワラナデシコ (D. superbus L. var. superbus) カワラナデシコの基変種で、本州中部以北日本を含むユーラシア中北部分布するタカネナデシコ (D. superbus L. var. speciosus Reichb.) 高山分布し本州中部以北北海道高山帯及びヨーロッパ中国東北)及び朝鮮分布するヒメハマナデシコ (D. kiusianus Makino) 九州沖縄及び本州四国一部分布するハマナデシコ (D. japonicus Thunb.) 本州以西日本中国分布する。別名フジナデシコシナノナデシコ (D. shinanensis (Yatabe) Makino) 本州中部分布する。別名ミヤマナデシコ花の色は紅から淡いピンク色が多いが、園芸品種などでは白色紅白咲き分けるものなどもある。 ナデシコ属の園芸品種ダイアンサス (Dianthus) ということがあるが、本来はナデシコ属の学名である。また、カーネーション(和名: オランダナデシコD. caryophyllus L.)もナデシコ属である。

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