エゾカワラナデシコ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/21 10:19 UTC 版)
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エゾカワラナデシコの花
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Dianthus superbus L. var. superbus |
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
エゾカワラナデシコ |
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の1種。学名はDianthus superbus L. var. superbus[1][2]。
北海道、本州中部以北、ユーラシア中部以北に分布する多年草[2]。花期は 6 - 9 月で、茎の基部に、先が尾状に急に細くなる苞が 2 対あり[3]、その下部の 1 対は大きい[2]。がく片の長さは 2 - 3センチメートル (cm) となる[2]。
種子には薬効があり、カワラナデシコと同様に消炎、利尿、通経作用がある[3]。民間療法では、種子8グラムを水400 ccで半量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用する用法が知られるが、妊婦へは使用禁忌とされる[3]。
変種
- カワラナデシコ Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) Williams は苞が 3 - 4 対あり、がく片が 3 - 4 cmと長いところが本種とは異なる[2]。
脚注
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎 他『日本の野生植物 草本II離弁花類』平凡社、1999年。ISBN 4-582-53502-X。
- 馬場篤『薬草500種-栽培から効用まで』大貫茂(写真)、誠文堂新光社、1996年9月27日、84頁。 ISBN 4-416-49618-4。
外部リンク
エゾカワラナデシコ (D. superbus L. var. superbus)
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「ナデシコ」の記事における「エゾカワラナデシコ (D. superbus L. var. superbus)」の解説
カワラナデシコの基変種で、本州中部以北の日本を含むユーラシアの中北部に分布する。
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