夏から秋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:19 UTC 版)
「サンタクロース (競走馬)」の記事における「夏から秋」の解説
サンタクロースは次に出走したキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで、この競走史上もっとも倍率の低い1.15倍の人気を集めた。ところが、キャリアの浅いウィリー・バーク騎手の判断ミスもあり、逃げたナスラムを捕まえきれずに2馬身差の2着に敗れた。当時この敗戦は“英国競馬史上、最大の番狂わせ(upset)の一つ”と報じられた。また、騎乗ミスのほか、敗戦の理由の一つに馬場が堅すぎてサンタクロースには合わなかったとする説もある。ナスラムにとってはこれがこの年8戦して唯一の勝鞍となった。 秋はセントレジャーを回避して凱旋門賞に向かった。サンタクロースは最後方から進み、直線の手前から一気に進出したが、直線の入り口で、スタミナが切れて失速してきた大本命のルファビュリューと衝突してしまった。サンタクロースは体勢をたてなおし、200メートルをかけて追い込み、先頭のプリンスロイヤルをわずかに捉えた。しかしプリンスロイヤルもそこから再び差し返し、最後は3/4馬身だけプリンスロイヤルが優勢でゴールした。サンタクロースは2着に終わったが、この年サンタクロースが稼いだ賞金は、イギリスとアイルランドのこれまでの獲得賞金の最高額となった。そのおかげで父のシャモセールもこの年のイギリスとアイルランドの種牡馬チャンピオンとなった。
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