嵯峨ぎく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/09 03:29 UTC 版)
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嵯峨菊(さがぎく)は、キク科の1種コギク Chrysanthemum × glabriusculum の栽培変種。
概要
京都嵯峨の地に源を発する古典菊。その名称から、京都を強くイメージしているといわれる。
濃赤色、桃色、白色、黄色などの花が10月から11月に開花する。
嵯峨天皇がこの菊をいたく気に入り門外不出とした歴史があり、嵯峨天皇の離宮だった大覚寺では毎年11月に嵯峨菊展が開催される。
七五三仕立て
嵯峨菊独自の仕立て方で、一鉢に3本植える仕立てで草丈を2mにまで高くするのが特徴。花は株の下部に7輪、中間部に5輪、先端に3輪の七五三とし、葉は下部は黄色、中間部は緑、先端は淡緑として四季を表し、花弁は糸状で54~80弁ほどで、長さ約10cmの茶筅状が理想とされる。
都道府県の花
京都府の花はしだれ桜であるが、草花(花とする見方もある)としてナデシコと共に1990年3月6日制定された。
参考文献
- 「京都府ってこんなところ」編集:京都府広報課 京都府広報印刷物:No.1701123
関連項目
- 嵯峨ぎくのページへのリンク