ナデシコフリート戦艦級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 05:51 UTC 版)
「機動戦艦ナデシコの登場兵器」の記事における「ナデシコフリート戦艦級」の解説
ナデシコB NS-955B 地球連合宇宙軍第四艦隊所属の新造試験戦艦で、ナデシコ級第2世代型宇宙戦艦である。全長300m。型式番号はNS955B。艦長はホシノ・ルリ少佐。中枢コンピュータには、ナデシコA同様オモイカネが搭載されている。 IFSを更に推し進めた、「ワンマンオペレーションシステムプラン(一人一戦艦計画)」の実験データ収集艦となっている。オペレーターが多数乗艦してはいるが、実際にはルリとオモイカネだけで運行可能。乗員の大半は、データのバックアップなどの補助目的で搭乗している。ただ試験艦ではありながらも、ホシノ・ルリ少佐のもと幾多の事件を解決する活躍を誇っている。 相転移エンジン二基、核パルスエンジン四基を搭載しており、ナデシコA以上に高出力のディストーションフィールドを形成可能となっている。 武装はグラビティブラスト一門。これは本艦があくまでデータ収集が目的であるのと、後継艦となるナデシコC最大の能力も起因している。ただ『機動戦艦ナデシコ NADESICO THE MISSION』などのゲーム作品では、ミサイルランチャーが装備されていたりもする。 ナデシコC NS-966C ネルガル重工の月ドックで秘密裏に建造されていた、ナデシコ級第2世代型宇宙戦艦の最新鋭艦である。型式番号はNS966C。艦長はナデシコBに引き続き、ホシノ・ルリ少佐。スーパーコンピュータ・オモイカネも引き続き搭載。 ナデシコBとユーチャリスによって得られた実験データを基に、これらよりさらにワンマンオペレーションシステムプランの完成形へと近づいている。A級ジャンパーの存在は必要だが、単独ボソンジャンプも可能としている。 本艦最大の特徴として、最新鋭のセンサーと通信機が搭載されており、あらゆるシステムにアクセスすることが出来る。また3本に増設された重力ブレードは、より強固なディストーションフィールドを発生させるだけでなく、重力波通信機能を強化する機能もある。それらにより敵システムへの侵入、制御および完全掌握を可能とする。またそのハッキングデバイスの基礎技術には、CCの情報解析用のシステムが転用されている。このナデシコCにより、ホシノ・ルリ少佐は火星全域のシステム掌握という離れ技を成し遂げた。ただし、これにはオモイカネとホシノ・ルリ少佐の存在を得て初めて可能な戦法である。 武装はナデシコBと同じくグラビティ・ブラスト1門であるが、それはナデシコCではグラビティ・ブラスト自体があくまで副次的な武装でしかないためである。牽制のためにグラビティ・ブラストを発射し終えた頃には、敵システムを全て掌握しその時点で戦闘が終了するため、過剰な武装を施す必要性がなかったのである。ナデシコBがグラビティ・ブラスト1門だったのも、これを見越してのことであった。しかし、将来的には相転移エンジンの強化かYユニットのような形で相転移砲の実装も可能である。またナデシコB同様、後のゲーム作品ではミサイルランチャーを装備されている。
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