あかんだな‐やま【アカンダナ山】
アカンダナ山(長野県、岐阜県)
2109m 北緯36度12分01秒 東経137度34分22秒 (アカンダナ山) (世界測地系)
概 要
アカンダナ山は、長野・岐阜県県境の安房(あぼう)峠の北西に位置する、アカンダナ山を中心とする溶岩ドーム、溶岩流、火砕岩によって形成された火山で、北側に隣接する白谷山(しらたにやま)火山や活火山である焼岳火山とともに焼岳火山群を形成する。
アカンダナ山の活動は、約1万年前に活動を停止した白谷山火山を覆う溶岩ドームとその崩落により形成された火砕岩の噴出ではじまる。その直後、山体は地すべりを起こし、山頂が南西側にずり落ちた。
火山周辺の自治体
長野県 安曇村 岐阜県 上宝村
最近1万年間の火山活動
アカンダナ山の下位に分布する火砕岩中から約1.2万年前の年代が得られ、さらにアカンダナ山から噴出した外輪山溶岩によって堰き止められた安房平に堆積した湖成層から9500~1万年前の年代が得られている。このことから、外輪山溶岩はおよそ1万年前に噴出したものと推定される。さらに、活動年代は不明であるが、この後に現在三角点がある山頂を形成している溶岩ドームが噴出した(及川・奥野,2000)。
2008年8月1日 1995(平成7)年2月11日の水蒸気爆発を、アカンダナ山から焼岳の火山活動履歴に記述変更。
アカンダナ山
固有名詞の分類
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