くさつ‐しらね【草津白根】
読み方:くさつしらね
⇒白根山
草津白根山(群馬県・長野県)
2171m 北緯36度37分22秒 東経138度31分55秒 本白根山)(世界測地系)
概 要
第三紀火山岩の基盤山地の肩付近を噴出源とするため、非対称に成長した成層火山。最高所に白根・本白根等の火砕丘群が南北に並び、それらから東・南方に、数㎞の範囲は安山岩溶岩流の斜面、さらに下方数㎞の範囲はデイサイトの火砕流台地である。
白根山火砕丘頂部には北東から南西に並ぶ水釜、湯釜、涸釜(かれがま)の3火口湖がある。有史後の噴火は1902年の弓池付近までを含む山頂火口周辺で起き、近年の噴火活動はすべて水蒸気爆発である。泥流を生じやすい。草津温泉をはじめ温泉に富み、硫化水素を多く含む噴気活動がある。
最近1万年間の火山活動
香草(かくさ)溶岩の噴出は約7000年前、殺生(せっしょう)溶岩の噴火は約3000年前に起こった。(早川・由井,1989)
記録に残る火山活動
火山観測
気象庁では,地震計,空振計,GPS,遠望カメラを設置し,草津白根山の火山活動の監視・観測を行っています。
火山活動解説資料
気象庁が実施した火山観測データの解析結果や,火山活動の診断結果を掲載します。毎月1回,上旬に公表します。
草津白根山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:31 UTC 版)
草津白根山(くさつ しらねさん)は、日本の北関東、群馬県吾妻郡草津町に所在する活火山である。標高は2,160メートル。正式名称は白根山であるが、他の白根山と区別する必要のある場合の名称として地域名「草津」を冠した草津白根山の名で呼ばれる。また、近隣の逢ノ峰と本白根山を含めた三山の総称とすることもあり、この場合は標高2,171メートルの本白根山が最高峰となる。一つの火山の山体として捉える際は後者の考え方をとる(特に2018年の本白根山での噴火以降は、後者の意味で扱われることが増えている)。
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