水蒸気爆発
別名:蒸気爆発
多量の水が極度の高温にさらされて大量の水蒸気が発生し、その高圧によって爆発が起こること。
水蒸気爆発は、火山活動(噴火)の一形態として、あるいは、原発事故において生じうる現象として、それぞれ言及されることがある。
火山活動における水蒸気爆発は、地下のマグマにより熱せられた地下水が気化して噴出する現象を指す。溶岩を噴き出す噴火(マグマ噴火)との対比で「水蒸気噴火」と呼ばれることも多い。溶岩流出は伴わないが火山灰や火山弾などによる被害が生じる。
原発事故における水蒸気爆発は、燃料棒を構成する金属が炉心溶融(メルトダウン)の熱で溶け、冷却水に落ちた際に発生する。「蒸気爆発」と呼ばれることも多い。炉内の放射性物質が水蒸気に含まれて飛散する、あるいは核燃料の一部が爆発と共に飛散する恐れがある。
火山活動においても原発事故においても、多量の水が気化することにより水を収めていた構造物に急激な圧力が加わり、破壊される、という点は共通している。火山の水蒸気爆発(水蒸気噴火)では火道や火口が爆発によって破壊される。原子炉における水蒸気爆発(蒸気爆発)では原子炉あるいは建屋が破壊される。
すいじょうき‐ばくはつ【水蒸気爆発】
水蒸気爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/27 02:08 UTC 版)
水蒸気爆発(すいじょうきばくはつ、英語: phreatic explosion)とは、水が非常に温度の高い物質と接触することにより気化されて発生する爆発現象のこと。
- ^ Peter Kokelaar(2005), Magma-water interactions in subaqueous and emergent basaltic, Bulletin of Volcanology, 48, 275-289.
- ^ “有珠火山における過去の噴火の推移の例”. 産業技術総合研究所. 2018年2月10日閲覧。
- ^ 防災メモ 噴火の定義と規模 気象庁
- ^ “水-ジルコニウム反応 - ATOMICA -”. atomica.jaea.go.jp. 2019年8月16日閲覧。
- 1 水蒸気爆発とは
- 2 水蒸気爆発の概要
- 3 参考文献
水蒸気爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:56 UTC 版)
炎術に対するカウンター技。水術に対し炎術をぶつけると水蒸気爆発が発生し術者にダメージを与える。しかし綾乃には水蒸気爆発そのものを燃やされたため通用しなくなった。
※この「水蒸気爆発」の解説は、「風の聖痕」の解説の一部です。
「水蒸気爆発」を含む「風の聖痕」の記事については、「風の聖痕」の概要を参照ください。
水蒸気爆発と同じ種類の言葉
- 水蒸気爆発のページへのリンク