水蒸気画像
水蒸気画像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:07 UTC 版)
水蒸気画像 (water vapor image) は、大気中の水蒸気による吸収の大きい赤外波長帯を観測し、赤外線の強さに応じて濃淡を付した画像。対流圏中上層で水蒸気の多い領域は白く、少ない領域は黒く表現される。「ひまわり8号」では観測中心波長6.2μmの画像をよく用いる。この波長帯の赤外線は、大気中に存在する水蒸気によく吸収されると同時に、その水蒸気からの放射が行われる特性をもっている。この特性を利用して、水蒸気画像では、雲がないところでも対流圏上・中層にあるごくわずかの水蒸気からの放射を観測することができる。また、対流圏上・中層の水蒸気の多いところが白く、少ないところが黒く写るように処理を施し、上空の大気の湿り具合をわかりやすくしている。さらに、複数の画像を動画として見ることで、水蒸気の流れを介して上空の大気の流れを見ることができる。
※この「水蒸気画像」の解説は、「雲画像」の解説の一部です。
「水蒸気画像」を含む「雲画像」の記事については、「雲画像」の概要を参照ください。
水蒸気画像と同じ種類の言葉
水蒸気に関連する言葉 | 水蒸気(すいじょうき) 水蒸気処理 水蒸気画像 |
- 水蒸気画像のページへのリンク