擾乱

デジタル大辞泉

じょう‐らん〔ゼウ‐〕【^×擾乱】

読み方：じょうらん

［名］(スル)入り乱れて騒ぐこと。また、秩序をかき乱すこと。騒乱。

「三味線の音で…談話は―されてしまった」〈寅彦・路傍の草〉

難読語辞典

擾乱

読み方：ジョウラン（ｊｏｕｒａｎ）

乱れさわぐこと

ウィキペディア

擾乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/12/18 05:46 UTC 版)

地球の大気圏では自転などの影響で常に対流が起こっている。その中でも、普通の動きとは違い、時間とともに刻々と変化する比較的小さな乱れが常に発生している。このように大気が乱れる現象を気象学では擾乱（じょうらん、disturbance）と呼んでいる。観応の擾乱など騒乱の意味合いと区別し、気象学における擾乱であることを明確にするため、気象擾乱と呼ぶこともある。

ウィキペディア小見出し辞書

擾乱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/18 06:20 UTC 版)

「木星の大気」の記事における「擾乱」の解説

バンドやゾーンの通常のパターンは一次的に乱されることがある。顕著な1例は、南熱帯ゾーンの長期間に及ぶ暗化であり、「南熱帯擾乱(STD)」と呼ばれる。記録に残る最も長く続いたSTDは、1901年から1939年まで続いたもので、1901年2月28日にパーシー・モールズワースが初めて観測した。この時には、通常は明るい南熱帯ゾーンの一部が暗くなった。この時以降、南熱帯ゾーンの同様の擾乱が何度か記録されている。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

擾乱

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 08:17 UTC 版)

発音

じょ↗ーらん

名詞

擾乱 (じょうらん)

1. 入り乱れること。乱れて騒ぐこと。また、入り乱れた様。
   • 方今小僧行基。并弟子等。零疊街衢。妄説罪福。合構朋黨。焚剥指臂。歴門假説。強乞餘物。詐稱聖道。妖惑百姓。道俗擾乱。四民棄業。進違釋教。退犯法令。（『続日本紀』卷第七　元正紀一）
2. (気象学) 大気が乱れること。

初出

慎到『慎子』（紀元前4世紀成立）

• （白文）昔周室之衰也，厲王擾亂天下，諸侯力政，人欲獨行以相兼。
• （現代語訳）昔、周の王室が衰えて、厲王が(悪政により)天下を入り乱し、諸侯は（王に代わって）政務に努め、人々は双方の様子を見て独立を保とうとした。

動詞

Weblio日本語例文用例辞書

「擾乱」の例文・使い方・用例・文例

• 擾乱を起こす
• その討論は議場に大擾乱を起こした
• 彼は人心を擾乱する怪雄だ
• 配列を擾乱する
• 明確な酒（オリジナルのボトル現在）をそっと陰を擾乱せずにどんどん流れる行為
• 小さい熱帯擾乱
• 精神的に擾乱された状態を示すまたは引き起こされる
• （誰かの）落ち着きを擾乱する
• 心の平静を擾乱する
• おりを擾乱しないで、たるを傾けて中身を出すための器具
• 地球の磁場の突然の擾乱
• 擾乱後にシステムが急激に平衡に戻ること
• 警察力では,鎮定し得ぬ程度の擾乱