気圧の谷

デジタル大辞泉

きあつ‐の‐たに【気圧の谷】

読み方：きあつのたに

天気図で、低気圧の中心からV字状またはU字状に細長く伸びている低圧部。一般に南北方向が多く、その東側では天気が悪い。トラフ。

気象庁 予報用語

気圧の谷

分野：

低気圧に関する用語

意味：

高圧部と高圧部の間の気圧の低いところ。

用例：

a) 日本付近は気圧の谷に入っている。
b) 気圧の谷は××日に通過する。

ウィキペディア

気圧の谷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/05/30 14:50 UTC 版)

気圧の谷（きあつのたに、トラフ、trough）は、天気図上で低圧側から高圧側に向かって窪んでいる地域、状態のことである。主に、高層天気図上の傾圧帯において等高度線が低気圧性の曲率を持っている部分を指すことが多い。反対に高圧側から低圧側に向かって窪んでいる部分のことを気圧の尾根という。傾圧不安定波やロスビー波といった偏西風波動によってもたらされ、中緯度の気象擾乱の発生や発達と密接な関係にある。とりわけ、高層天気図上でトラフが深まり等高度線が閉じたものを寒冷渦という。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

気圧の谷

出典:『Wiktionary』 (2021/07/10 09:56 UTC 版)

成句

気圧の谷（きあつのたに）

1. (気象学) 低圧部から高圧部に向かい張り出した部分。

類義語

• トラフ

対義語

• 気圧の尾根

翻訳

• 英語: trough ^(en)
• スウェーデン語: tråg ^(sv) 中性
• スペイン語: vaguada ^(es) 女性
• 中国語: 低壓槽 ^(cmn), 低压槽 ^(cmn) (dīyācáo)
• デンマーク語: lavtryksudløber ^(da), trug ^(da)
• ノルウェー語: lavtrykksrenne ^(no)
• フィンランド語: matalapaineen alue
• フランス語: thalweg ^(fr) 男性
• ポーランド語: niż ^(pl) 男性, zatoka (niskiego ciśnienia) ^(pl) 女性
• ポルトガル語: cavado ^(pt) 男性
• ロシア語: ложбина ^(ru) 女性

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「気圧の谷」の例文・使い方・用例・文例

• 鞍状低圧部という,天気図での気圧の谷