粉じん爆発
別名:粉塵爆発、粉ジン爆発
空気中に舞った粉塵が火気に引火して爆発炎上を起こす現象。空気中を漂う程の微細な粉塵が、連鎖的に燃焼を引き起こす適度な密度で漂い、十分な酸素量と火源を伴った場合に発生する。
「粉じん」(粉塵)とは、空気中に浮遊する細かい微・粒子を指す語である。「塵」(ちり)が非常用漢字なので仮名表記されることが多い。
粉じん爆発の典型例としては、炭坑における坑内爆発事故が挙げられる。石炭を掘り出す際に炭塵が生じて坑内に漂い、火花やマッチの火などに引火して一挙に爆発する。
小麦粉やコーンスターチなども条件が揃えば粉じん爆発を引き起こす。2015年6月には台湾のレジャー施設でイベントの演出に用いられていたコーンスターチが粉じん爆発を起こし、数百名規模の負傷者を出す事故が発生している。
ふんじん‐ばくはつ〔フンヂン‐〕【粉×塵爆発】
粉塵爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/19 01:49 UTC 版)
粉塵爆発(ふんじんばくはつ、英: Dust explosion、独: Staubexplosion)は、ある一定の濃度の可燃性の粉塵が大気などの気体中に浮遊した状態で、火花などにより引火して爆発を起こす現象である。
- ^ a b c d e f g h i j k l m 于飛. “粉塵爆発事故発生の原因分析と予防策”. 中央労働災害防止協会. 2022年1月25日閲覧。
- ^ “直江津工場爆発火災事故 現状について”. 信越化学工業 (2007年4月19日). 2017年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月23日閲覧。
- ^ Color Play Asia fire claims another life, after five months Taipei Times 2015年11月30日
- ^ INC., SANKEI DIGITAL (2018年11月20日). “粉塵爆発の連鎖が原因 静岡の15人死傷工場火災” (日本語). 産経ニュース 2018年11月23日閲覧。
- ^ “コニカミノルタ系の工場で爆発 先月にも火災”. 2021年8月15日閲覧。
粉塵爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 02:36 UTC 版)
詳細は「粉塵爆発」を参照 気体中にある一定の濃度の可燃性の粉塵が浮遊していると、火花などで引火して爆発を起こすことがある。これを粉塵爆発という。
※この「粉塵爆発」の解説は、「粉塵」の解説の一部です。
「粉塵爆発」を含む「粉塵」の記事については、「粉塵」の概要を参照ください。
粉塵爆発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 05:40 UTC 版)
炭鉱内には石炭の粉塵が発生しやすい。これに掘削を行なう際に発生した火花などによって引火して爆発が起こることもある。またトロッコを走らせている最中にレールに付着した粉塵に車輪との摩擦熱で着火爆発した例もある。石炭の大部分が炭素であるためメタンガスによる爆発以上に一酸化炭素による死傷者が発生しやすい危険な事故である。通常は水撒きなどでリスクを最小限に抑えられる。
※この「粉塵爆発」の解説は、「炭鉱」の解説の一部です。
「粉塵爆発」を含む「炭鉱」の記事については、「炭鉱」の概要を参照ください。
- 粉塵爆発のページへのリンク