のりくら‐だけ【乗鞍岳】
乗鞍岳(岐阜県・長野県)
3026m 北緯36度06分23秒 東経137度33分13秒 (剣ケ峰) (世界測地系)
概 要
南から権現池、鶴ヶ池、烏帽子の3火山体が南北に配列し、それぞれが古期山体と新期噴出物からなる。安山岩・デイサイトの溶岩ドーム、溶岩流を主体とする。山頂部には火口湖、せき止め湖など多くの池がある。北東側山麓の湯川上流域に硫気孔がある。
最近1万年間の火山活動
9600年前と9200年前頃に剣ヶ峰で噴火が起こり、9600年前の噴火では火山砂の噴出、9200年前の噴火で、火山灰、スコリアの噴出と溶岩流の流出が起こった。これらの活動以降も、給源は不明であるが、何回かの水蒸気爆発が発生している。最新の噴火は、約2000年前に恵比寿岳で発生し、火山灰の噴出と溶岩の流出が起こっている(尾関ほか,2000)。
記録に残る火山活動
- 1990(平成2)年
- 地震群発。南南西約10 ㎞ で地震群発、1 月24 日 M4.2、4 月1 日 M4.6。
- 1991(平成3)年
- 前年以来の地震続く、1 月23 日 M4.3。1992 年末にかけて減少しつつ続 いた。
- 1995(平成7)年
- 8月 南西約2kmで地震群発。
乗鞍岳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 09:31 UTC 版)
乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈南部の長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰(標高3,026 m)を主峰とする山々の総称。山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、高山市奥飛騨温泉郷、高山市丹生川町、高山市朝日町、高山市高根町、長野県松本市安曇にまたがる広大な裾野をもつ。飛騨側の高山市街地などから大きな山容を望むことができ、親しまれてきた山である[5][6]。剣ヶ峰は、本州を太平洋側と日本海側に分ける分水界上の最高峰でもある。
- 1 乗鞍岳とは
- 2 乗鞍岳の概要
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