Mt.乗鞍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/17 18:11 UTC 版)
Mt.乗鞍 | |
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所在地 | 〒390-1520 長野県松本市安曇乗鞍高原 |
座標 | 北緯36度7分12秒 東経137度36分45秒 / 北緯36.12000度 東経137.61250度 |
旧名 | 乗鞍高原温泉スキー場 |
運営者 | 株式会社Blue Resort 乗鞍 |
造設地形 | 乗鞍岳東麓 |
標高 | 2,000 m - 1,500 m |
標高差 | 500 m |
最長滑走距離 | 5,000 m |
最大傾斜 | 38度 |
コース数 | 19本 |
コース面積 | 70 ha |
索道数 | 9本 |
テレインパーク | ワンメイクジャンプ、スロープスタイル |
公式サイト | www.brnorikura.jp/ |
Mt.乗鞍(マウントのりくら)は、長野県松本市にあるスキー場。
1913年(大正2年)、二木長右衛門が飛騨地方にスキーを伝え、1923年(大正12年)の春頃から、飛騨の山岳愛好家が乗鞍岳西面でスキーをするようになる。1934年(昭和9年)頃には、乗鞍岳の西面には山小屋が4軒でき、全国からの山スキーヤーで賑わった[1]。東面では、1931年(昭和6年)に冷泉小屋、1940年(昭和15年)に位ヶ原山荘等の山小屋ができ、1935年(昭和10年)頃には各大学高校の学生を中心としたスキーヤーが訪れていた[2]。1936年(昭和11年)、現在のMt.乗鞍スキー場の下部付近の金山平にて、乗鞍岳滑降競技大会が開催。その後1949年(昭和24年)の第7回大会まで開催[2]。1951年(昭和26年)、乗鞍スキー倶楽部が発足[2]。
昭和37年(1962年)乗鞍高原スキー場として開業[3]。
2010〜2011シーズンより、乗鞍高原温泉スキー場から改名した。 2011〜2012シーズンから株式会社マックアースの運営となる。 その後2012〜2013シーズンからMt.乗鞍スノーリゾートと称している。 2018年(平成30年)6月、株式会社マックアースが、Mt.乗鞍スノーリゾート・エコーバレースキー場・白馬さのさかスキー場と福島の箕輪スキー場を、株式会社ブルーキャピタルマネジメントに譲渡[4][5]。2021年時点における運営会社である株式会社Blue Resort 乗鞍は、スキー場の売却を検討している[6][7]。
2023~2024シーズンは営業休止となり、2024年には株式会社Blue Resort 乗鞍より地元へ経営困難として撤退の意向が示された。[8]
それに対して地元の有志が「Mt.乗鞍スノーリゾート運営協議会(以降、運営協議会)」を立ち上げ、クラウドファンディングを活用して運営継続を目指す意向を表明した。[9]その後、クラウドファンディングが成功を収めた事により、2024~2025シーズンは運営協議会によって運営が行われた。[10][11]
また2025年1月31日付けで株式会社Blue Resort 乗鞍は全株式を運営協議会へ譲渡する事となり、代表も運営協議会代表である山口謙氏が兼務する地元主体の運営体制となっている。[12]
また2025~26シーズンについては、昨シーズンの運営実績を元に新たな運営母体の誘致を目指していたが、契約手続きの難航等により引き続き運営協議会による地元主体の営業が予定されている。[13]
コース
9基のリフトにより、19本のコースが設置されている。
- テクニカル
- フィニッシュバーン
- アルペン
- チャレンジ
- かもしか
- エキスパート
- スカイラブ
- 鳥居尾根ダウンヒル(上下)
- 木の陰
- 兎待ち
- イージークロス
- パノラマ
- パラダイス
- すずらん
- 夢の平
- しらかば
- 鍋つる
- ヨーデル
一時期、隣接する乗鞍高原いがやスキー場を「スノースマイルエリア」として運営していたが、2013-2014シーズンから休止している。
アクセス
関連項目
脚注
注釈
出典
- ^ “昭和初期・乗鞍岳での山スキー”. Alpine Ski Club. 2025年4月1日閲覧。
- ^ a b c “乗鞍ダウンヒルスラローム大会”. 2025年4月2日閲覧。
- ^ “みたけ荘について”. みたけ荘. 2025年4月1日閲覧。
- ^ “県内3スキー場の事業譲渡 マックアース、再エネ事業会社に”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社). (2018年6月9日)
- ^ “スキー場4施設(長野/福島)同時取得に関するご案内” (PDF). 株式会社ブルーキャピタルマネジメント. 2018年6月12日閲覧。
- ^ “Mt.乗鞍スノーリゾート 今後の運営方針について”. Blue Resort 乗鞍. 2021年6月17日閲覧。
- ^ “Mt.乗鞍 売却を検討”. 市民タイムス: p. 1. (2021年6月16日)
- ^ “松本市のスキー場「Mt.乗鞍スノーリゾート」 譲渡・売却検討へ 運営会社、雪不足で経営困難と判断”. 信州毎日新聞デジタル. 信濃毎日新聞社 (2024年10月13日). 2025年8月18日閲覧。
- ^ “【スキー場の営業について】@Mt_Norikura”. Xユーザのinfo_norikura. のりくら観光協会 (2024年10月11日). 2025年8月18日閲覧。
- ^ “62年の歴史ある「Mt.乗鞍スノーリゾート」地元主導の再出発を応援お願いします!”. CAMPFIRE (2024年12月6日). 2025年8月18日閲覧。
- ^ “Mt.乗鞍スノーリゾート 24/25シーズン営業継続のお知らせ”. のりくら観光協会公式サイト. NORIKURA KOGEN All Rights Reserved. (2024年10月30日). 2025年8月18日閲覧。
- ^ “Mt.乗鞍スノーリゾートにご支援を頂いた皆様へ。進捗報告と支援金による支援者(希望者)の公開について”. のりくら観光協会公式サイト. NORIKURA KOGEN All Rights Reserved (2025年2月24日). 2025年8月18日閲覧。
- ^ “ピーク時15万人から4万人に…スキー場の営業断念から一転「地元主体」で営業 来季も“空白をつくらず将来に”と「地元主体」で継続”. NBS長野放送. (2025年7月30日)
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: 名無し引数「テレビ」は無視されます。 (説明)⚠
外部リンク
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