シャクナゲとは? わかりやすく解説

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しゃくなげ【石南花/石×花】

読み方:しゃくなげ

ツツジ科ツツジシャクナゲ亜属常緑低木総称深山渓谷沿いに自生大形長楕円形で、裏面赤褐色の毛が密生する5、6月ごろ紅紫色の花をつける。ツクシシャクナゲ・アズマシャクナゲ・ハクサンシャクナゲなど。学名Rhododendron。《 春》「―や朝の大気高嶺より/巴」

[補説] 書名別項。→石楠

石南花/石楠花の画像

しゃくなげ【石楠】

読み方:しゃくなげ

俳句雑誌大正4年(1915)、大須賀乙字支援得て臼田亜浪創刊主宰臼田死後原田種茅主宰により読みを「せきなん」と改め昭和27年1952復刊昭和31年(1956)廃刊


石南花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

ツツジ科常緑灌木


石楠花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

ツツジ科常緑低木


アズマシャクナゲ


石南花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

ツツジ科常緑低木高山植物

学名 Rhododendron metternichii var.hondoense


石楠花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

ツツジ科常緑低木高山植物

学名 Rhododendron metternichii var.hondoense


石南花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

ツツジ科常緑低木初夏ツツジ似た白色花を咲かせる

季節

分類 植物


石楠

読み方:シャクナン(shakunan), シャクナゲ(shakunage)

広く山地自生する常緑低木初夏淡紅色ツツジ似た大型の花が先に集まり咲く

季節

分類 植物


石楠花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

広く山地自生する常緑低木初夏淡紅色ツツジ似た大型の花が先に集まり咲く

季節

分類 植物


石楠花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

作者 佐多稲子

初出 昭和39年

ジャンル 小説


石楠花

読み方:シャクナゲ(shakunage)

作者 立原正秋

初出 昭和42年

ジャンル 小説


シャクナゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/12 17:33 UTC 版)

シャクナゲ亜属
シャクナゲ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ツツジ属 Rhododendron
亜属 : シャクナゲ亜属
Hymenanthes (Blume) K.Koch
: 無鱗片シャクナゲ節

約140種(詳細は本文参照)

シャクナゲ(石楠花、石南花)は、ツツジ科ツツジ属の常緑性木本。日本と欧米ではシャクナゲ類(Rhododendron)と呼ぶ範囲に違いがあり[1]、日本では一般的にシャクナゲ亜属に属するものをいうのに対し[1]、欧米では茎や葉に腺状毛(腺状鱗)をもつもの(ヒカゲツツジ亜属など)を含めた呼称である[1]

シャクナゲ亜属(subgenus Hymenanthes[2]は無鱗片シャクナゲ亜属[3](無鱗片シャクナゲ[4])とも称される。これに対して鱗状毛をもつグループは有鱗片シャクナゲといい[5]、その多くは日本ではツツジと称されている[4]。ヒカゲツツジ亜属(subgenus Rhododendron[2]は有鱗片シャクナゲ亜属[3]とも称される。なお、標準和名では有鱗片シャクナゲの一部にもシャクナゲの名を含むものがある[4](後述)。

概要

Rhododendron (ツツジ属)としては主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニアオーストラリアに達する。特にヒマラヤ周辺には非常に多くの種が分布する。シャクナゲのなかまは種類が極めて多く、分布は日本からアジア大陸の南部山岳地帯、ヒマラヤに広がる[6]

シャクナゲ亜属に含まれるものには、常緑の灌木から高木まで約300種がある[5]。北米に3種、ヨーロッパに3種が分布するほか、アジア(特にネパール、ブータン、中国の四川省から雲南省地域)に広く分布する[5]

世界各国で庭園の植栽に用いられ、多くの品種が作り出されている[6]。日本にも、園芸用品種として数多くの外国産のシャクナゲが導入されており、各地で植栽されている。18世紀以降に主にイギリス人のプラントハンターによってヨーロッパに紹介されて以来、優れた庭園樹として現代にいたるまで世界中で広く愛好されている[6]。プラントハンターによって導入され、そこから作出された園芸品種は西洋シャクナゲとも呼ばれる[5]

さらに先述のように欧米ではシャクナゲ類にヒカゲツツジ亜属など茎や葉に腺状毛(腺状鱗)をもつものを含むが[1]、これらのグループは有鱗片シャクナゲともいう[5]。このヒカゲツツジ亜属(subgenus Rhododendron)にヒカゲツツジの仲間のほかビレアの仲間を含める立場があるが[5]、同じ亜属としつつRhododendron節を有鱗片シャクナゲ、Vireya節をビレアシャクナゲとして別のグループとする分類もある[7]。なお、ビレアの仲間にはカワカミシャクナゲのように標準和名に「シャクナゲ」の名を含むものがある[4]

特徴

いずれも派手で大きなに特徴がある。花の色はさまざまで[6]、白あるいは赤系統が多いが、黄色の場合もある。常緑の灌木が多いが、なかには高木になる種類も含まれており、ネパール国花とされているラリ・グラス(赤い花の意、学名: R.arborea)の樹高は20メートル (m) にもなる[6]。極めて優れた美しい花を持つ灌木あるいは高木であることから、欧米植物学者の関心を集めた[6]

シャクナゲは葉にロードトキシンことグラヤノトキシンなどの痙攣毒を含む有毒植物である。摂取すると吐き気下痢呼吸困難を引き起こすことがある。葉に利尿・強壮の効果があるとしての代わりに飲む習慣を持つ人が多く存在するが、これはシャクナゲに「石南花」という字が当てられているため、これを漢方薬の「石南(オオカナメモチ)」と同一のもの(この2つに関連性はない)と勘違いしたためであり、シャクナゲにこのような薬効は存在しない。

シャクナゲは有毒のため、ヤギヒツジウシなども食べない[8]。ネパールでは、材がかたく、薪にしても燃えづらく、ヤギもかじらないため家畜小屋の柵に利用したりする[8]

主な種

野生状態でも変種が数多く、また園芸植物としても数多くの品種がある。日本産のものは変種を含めて11種ほどある[6]

以下、属名 RhododendronR. と略記する。

東アジア広域

日本

  • アズマシャクナゲ R. degronianum -本州東北地方南部から中部地方までの山地・亜高山帯に分布する。花は淡い紅色。以下のような変種がある。
    • アマギシャクナゲ R. degronianum var. amagianum -静岡県伊豆半島の山地に分布する。
  • ツクシシャクナゲ R. japonoheptamerum var. japonoheptamerum -紀伊半島以西の本州・四国九州山地に分布する。樹高3~4mで淡い紅色の花を咲かせる。以下のような変種がある。
    • ホンシャクナゲ R. japonoheptamerum var. hondoense -中部地方以西の本州と四国の山地に分布する。花は赤紫から白まで変化に富む。
    • キョウマルシャクナゲ R. japonoheptamerum var. kyomaruense -長野県南部と静岡県北部の南アルプス南部の山地に分布する。花は淡い紅色。自生しているものは環境省レッドデータリストによると絶滅危惧II類。
    • オキシャクナゲ R. japonoheptamerum var. okiense -島根県隠岐島に分布する。
  • ホソバシャクナゲ R. makinoi - 愛知県東部と静岡県西部に分布[9]。自生しているものは環境省レッドデータリストによると絶滅危惧II類。名前のとおり、シャクナゲの中では葉が細い。紅紫色、または白い花。
  • ヤクシマシャクナゲ R. yakushimanum - 屋久島の標高1,500メートル以上の高所に分布する[9]。花は淡い紅色。次の変種がある。
    • オオヤクシマシャクナゲ R. yakushimanum var. intermedium -基本種より樹高、葉とも大型。

ヒマラヤ

  • ロードデンドロン・アンソポーゴン R. anthopogon -標高3800m~5000m付近のヒマラヤ高山に自生する小形のシャクナゲ。

ギャラリー

文化

脚注

出典

  1. 1 2 3 4 山崎敬「シャクナゲとツツジの呼び方について」『植物研究雑誌』第44巻第12号、日本植物分類学会、1969年、382-384頁、doi:10.51033/jjapbot.44_12_5876
  2. 1 2 渡辺洋一「ツツジ属を対象とした日本列島の種多様性形成過程の解明」『植物地理・分類研究』第73巻第1号、日本植物分類学会、2025年、1-7頁、 doi:10.18942/chiribunrui.0731-01
  3. 1 2 長岡慶「アルナーチャル・ヒマーラヤにおけるシャクナゲと牧畜」『アジア・アフリカ言語文化研究 別冊5』、日本植物分類学会、2025年、1-7頁。
  4. 1 2 3 4 比奈知ダム周辺で見られる草花(春)”. 水資源機構. 2026年4月18日閲覧。
  5. 1 2 3 4 5 6 新潟県立植物園 植物園だより vol.77”. 新潟県立植物園. 2026年4月18日閲覧。
  6. 1 2 3 4 5 6 7 辻井達一 2006, p. 162.
  7. 岡本章秀、嬉野健次「クルメツツジと有鱗片シャクナゲ(ヒ力ゲツツジおよびゲン力イツツジ)との種間交雑」『園芸学研究』第9巻第4号、園芸学会、2010年10月、395-401頁。
  8. 1 2 辻井達一 2006, p. 163.
  9. 1 2 3 4 5 釘貫ふじ、村田源「日本産シャクナゲ類の葉の表皮系に見られる特徴」『植物分類、地理』第38巻、日本植物分類学会、1987年、349-358頁、 doi:10.18942/bunruichiri.KJ00002992277

参考文献

関連項目

外部リンク


シャクナゲ(開花時期:4月中旬 - 5月初旬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 07:27 UTC 版)

常盤公園 (宇部市)」の記事における「シャクナゲ(開花時期4月中旬 - 5月初旬)」の解説

ぼたん苑から約50mの位置にシャクナゲ苑があり、約300のシャクナゲが植えられている。

※この「シャクナゲ(開花時期:4月中旬 - 5月初旬)」の解説は、「常盤公園 (宇部市)」の解説の一部です。
「シャクナゲ(開花時期:4月中旬 - 5月初旬)」を含む「常盤公園 (宇部市)」の記事については、「常盤公園 (宇部市)」の概要を参照ください。

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