ツキノワグマとは? わかりやすく解説

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つきのわ‐ぐま【月輪熊】

読み方:つきのわぐま

クマ科哺乳類体毛黒く、胸の上部に三日月形白斑がある。ヒマラヤ地方から中国・朝鮮半島日本にかけて分布ニホンツキノワグマはこの一亜種で、本州四国山地にすみ、樹洞岩穴冬ごもりをし、この間に雌は子を産む。かつては九州にも分布していたが、現在は絶滅したものとみなされている。

[補説] 九州での最後捕獲記録昭和32年(1957)のものとされる平成24年2012)に祖母山傾山山系日本クマネットワークJBN)が調査行ったが、生息痕跡等は発見されなかった。

月輪熊の画像

ツキノワグマ

和名:ツキノワグマ
学名Ursus thibetanus
    ネコ目クマ科
分布本州四国
 
写真(上):ツキノワグマ成獣
写真(下):ツキノワグマによる剥皮被害
説明
ヒグマとともにわが国最大食肉であり,食肉目クマ科属しヒグマ生息する北海道を除く,本州四国分布している。食肉目配属されているが,肉食からの逸脱進み裂肉歯上顎では第4小臼歯下顎では第1大臼歯)は切断機能次第失い押しつぶし,すりつぶし働き出来る形に変化している。本種の全国分布は,わが国森林植生帯とうまく合致しており,落葉性広葉樹林のブナ・ミズナラ帯に区分される地域とほぼ一致している。琵琶湖以西近畿西日本では孤立化個体群分布する林業被害としては収穫間近大径樹幹部の剥皮知られており,西日本顕著である。剥皮は,地域差があるものの,餌植物の比較豊富な4〜8月行われる。広い行動域有することなどから個体数調整からの被害軽減は困難である。
ツキノワグマ成獣

ツキノワグマによる剥皮被害


月輪熊

読み方:ツキノワグマ(tsukinowaguma)

クマ科クマ

学名 Selenarctos thibetanus


月輪熊

読み方:ツキノワグマ(tsukinowaguma)

本州以南にすむ、体長一.五メートル程のクマ

季節

分類 動物


ツキノワグマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 16:04 UTC 版)

ツキノワグマ(月輪熊[9]学名: Ursus thibetanus)は、哺乳綱食肉目クマ科クマ属に分類される食肉類。別名アジアクロクマヒマラヤグマ[7]




「ツキノワグマ」の続きの解説一覧

ツキノワグマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 23:21 UTC 版)

熊害」の記事における「ツキノワグマ」の解説

普段大人しく注意深い動物である一方で、ツキノワグマはユーラシア大陸ヒグマより人間に対して攻撃的とされる准将のR.G. Burtonは以下のように述べている。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}ヒマラヤツキノワグマは獰猛な生き物で、時に怒りもなく攻撃し、そして大きな傷を負わせ、主に爪で頭部や顔を攻撃している間に、倒れ伏した被害者に牙を向いている。バラバラになってしまった人々を見ることは珍しくもなく、中には頭皮頭からがされる者もおり、多くスポーツマンがこれらのクマによって殺されている。 —A Book of Man Eaters, Chapter XVII Bears

※この「ツキノワグマ」の解説は、「熊害」の解説の一部です。
「ツキノワグマ」を含む「熊害」の記事については、「熊害」の概要を参照ください。

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ツキノワグマ

出典:『Wiktionary』 (2021/10/09 23:13 UTC 版)

名詞

ツキノワグマ月輪熊

  1. ネコ目クマ科クマ属属する熊の一種学名:Ursus thibetanus。別名、くろくま

翻訳


「ツキノワグマ」の例文・使い方・用例・文例

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