つきのわ‐ぐま【月輪熊】
ツキノワグマ
和名:ツキノワグマ |
学名:Ursus thibetanus |
ネコ目,クマ科 |
分布:本州と四国 |
写真(上):ツキノワグマ成獣 |
写真(下):ツキノワグマによる剥皮被害 |
説明 ヒグマとともに,わが国最大の食肉樹であり,食肉目,クマ科に属し,ヒグマの生息する北海道を除く,本州と四国に分布している。食肉目に配属されているが,肉食からの逸脱が進み,裂肉歯(上顎では第4小臼歯,下顎では第1大臼歯)は切断の機能を次第に失い,押しつぶし,すりつぶしの働きが出来る形に変化している。本種の全国分布は,わが国の森林植生帯とうまく合致しており,落葉性広葉樹林のブナ・ミズナラ帯に区分される地域とほぼ一致している。琵琶湖以西の近畿・西日本では孤立化個体群が分布する。林業被害としては収穫間近の大径木樹幹部の剥皮が知られており,西日本で顕著である。剥皮は,地域差があるものの,餌植物の比較的豊富な4〜8月に行われる。広い行動域を有することなどから個体数調整からの被害軽減は困難である。 |
月輪熊
ツキノワグマ
ツキノワグマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 23:21 UTC 版)
普段は大人しく注意深い動物である一方で、ツキノワグマはユーラシア大陸のヒグマより人間に対して攻撃的だとされる。准将のR.G. Burtonは以下のように述べている。 .mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}ヒマラヤツキノワグマは獰猛な生き物で、時に怒りもなく攻撃し、そして大きな傷を負わせ、主に爪で頭部や顔を攻撃している間に、倒れ伏した被害者に牙を向いている。バラバラになってしまった人々を見ることは珍しくもなく、中には頭皮が頭から剥がされる者もおり、多くのスポーツマンがこれらのクマによって殺されている。 —A Book of Man Eaters, Chapter XVII Bears
※この「ツキノワグマ」の解説は、「熊害」の解説の一部です。
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ツキノワグマ
「ツキノワグマ」の例文・使い方・用例・文例
- ツキノワグマ
- ツキノワグマという熊ののどにある半月形の毛の白い部分
- ツキノワグマの襲撃にさまざまな解釈
- この夏以来,日本中で多くの人々がツキノワグマに襲われている。
- ツキノワグマによる襲撃の数は,特に北陸地方で増えている。
- 専門家たちは,ツキノワグマの襲撃についてさまざまな意見を持っている。
- 東京大学大学院の石田健助教授は,木材の切り出しが減り,森が野生の状態になっているので,ツキノワグマの数が増えたのではないかと言う。
- 日本ツキノワグマ研究所の米(まい)田(た)一(かず)彦(ひこ)理事長は,「夏の酷暑とたび重なる台風がツキノワグマの感覚を乱し,クマを人間の地域に出させたのではないか。」と話す。
- そのため,ツキノワグマが食べ物を見つけに森から出なければならなかったのだ。
- 死んだツキノワグマの胃が調べられた時,通常の3分の1の食物しか入っていなかった。
- 同校では,宿泊したり,ブナの森復元の手助けやツキノワグマの観察といったさまざまなプログラムに参加したりできる。
- 例えば,ドングリを見つけたら,ドングリがツキノワグマの大好物だということをお客様に伝えます。
- ツキノワグマの生息環境や食物連鎖におけるその地位について話します。
- お客様はまた,ツキノワグマが食べるさまざまな食物についても学びます。
- こうした情報は人々がツキノワグマとの遭遇を避ける助けになります。
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