九州山地とは? わかりやすく解説

きゅうしゅう‐さんち〔キウシウ‐〕【九州山地】

読み方:きゅうしゅうさんち

九州中部北東から南西方向に走る山地最高峰祖母(そぼ)山で標高1756メートル西日本最大電源地帯南部照葉樹林地帯には湧水群があり、大淀川源流ともなっている。


九州山地


九州山地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/02 09:43 UTC 版)

九州山地
祖母山(2009年8月撮影)
所在地 日本 熊本県大分県宮崎県鹿児島県
位置
最高峰 祖母山(1,756 m
プロジェクト 山
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九州山地周辺の地形図

九州山地(きゅうしゅうさんち)は、九州の中央部を北東から南西の方向に貫く山地である。

領域

臼杵-八代構造線(中央構造線)を北限とし、宮崎平野北部の断層線、小林盆地北部、川内川流域北部を南限とする領域に広がる。大分県南部、熊本県球磨地方、宮崎県北部、鹿児島県薩摩地方にまたがる[1][2][3][4]

一般に九重山阿蘇山霧島山は九州山地には含まれない。

概ね、九州における日本酒焼酎の境と一致している。[要出典]

九州山地に含まれる山塊・山地

盆地・峠など

米良荘(西米良村)、五家荘(八代市)、椎葉(椎葉村)など、険しい地形によって隔絶された集落が散在する。

地質

九州山地の地層は臼杵-八代構造線や仏像構造線に沿って縞状に分布している。ほぼ全域が秩父帯および四万十層群と呼ばれる地層群を基盤とし、四万十層群は北から佐伯帯、蒲江帯、延岡帯に細分される。ただし、南西部は火山噴出物で覆われている部分が多くこれらの地層帯は明瞭ではない[6]

脚注

  1. ^ 町田洋他編 『日本の地形 7 九州・南西諸島』 東京大学出版会、2001年、ISBN 4-13-064717-2
  2. ^ 谷岡武雄、山口恵一郎監修『コンサイス日本地名事典 第4版』 三省堂、1998年、ISBN 4-385-15327-2
  3. ^ 渡辺光他編 『日本地名大事典 1 九州』 朝倉書店、1967年
  4. ^ 国立天文台編 『理科年表 2005年』 丸善、2004年、ISBN 4-621-07487-3
  5. ^ a b c d e f g h i j 九州の主な山岳標高一覧 Archived 2013年1月21日, at the Wayback Machine. 国土地理院
  6. ^ 松本達郎ほか 『日本地方地質誌 九州地方』 朝倉書店、1973年。

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