金剛山地とは? わかりやすく解説

こんごう‐さんち〔コンガウ‐〕【金剛山地】

読み方:こんごうさんち

大阪府奈良県の境にある山地南北20キロメートル東西約5キロメートル標高4001100メートルの山が連なる主峰金剛山大阪府側の西はゆるやかな傾斜で、奈良県側の東は急斜面。北は生駒(いこま)山地、南は和泉(いずみ)山脈に続く。金剛生駒紀泉(きせん)国定公園属する。かつては河内(かわち)国と大和(やまと)国の国境だった。


金剛山地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/09 10:03 UTC 版)

金剛山地
奈良県五條市から見た金剛山地。
左の奥(西)へと続くのは和泉山脈。
所在地 大阪府奈良県
位置
最高峰 金剛山(1,125 m
プロジェクト 山
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金剛山地(こんごうさんち)は、大阪平野奈良盆地を隔てる丘陵性の山地である。河内国大和国との国境、大阪府奈良県の府県境のそれぞれ一部をなしている。主峰は金剛山金剛生駒紀泉国定公園に属している。

地理

おおむね南北20km余り、東西5kmほどの地域で標高400m~1100m程度の山が連なる。

金剛山地の地形
大阪府富田林市から見た金剛山地

北端は大和川によって生駒山地と区切られ、南端では吉野川(紀の川)に当たり、千早峠付近で尾根筋を西に変え、紀見峠を境に大阪府と和歌山県の府県境をなす和泉山脈へと続き、東へは金剛山付近の東麓に広がる丘陵地帯を経て竜門山地へと続いている。

東側(奈良県側)の麓には中央構造線断層帯(金剛山地東縁)が走っている。そのため西側(大阪府側)は緩やかに下り丘陵地帯を経て大阪平野へと続いているが、東側は急斜面で下り奈良盆地へと続いている(傾動地塊)。

地質的には北部に領家花崗岩類、南部に泉南流紋岩類や和泉層群が分布する[1]

主な山

主な峠および道路

関屋越・田尻峠に関しては長尾街道を参照

出典

  1. ^ 2-1-3 地形地質概要”. 地震調査研究推進本部. 2020年7月10日閲覧。

関連項目




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