冬眠とは? わかりやすく解説

とう‐みん【冬眠】

読み方:とうみん

[名](スル)季節的な低温に対して動物がとる生活を休止した状態。カエル・イモリ・などの陸生変温動物や、ハリネズミ・ヤマネ・コウモリなどの恒温動物みられるクマなどの冬ごもり体温低下がわずかで、睡眠状態に近い。《 冬》「金色の蛇の—心足る/楸邨

「冬眠」に似た言葉

冬眠

作者神吉拓郎

収載図書私生活
出版社文芸春秋
刊行年月1986.12
シリーズ名文春文庫

収載図書日本ユーモア文学傑作選 2 笑い双面
出版社白水社
刊行年月1990.1
シリーズ名白水Uブックス


冬眠

作者笙野頼子

収載図書夢の死体
出版社河出書房新社
刊行年月1994.11
シリーズ名笙野頼子初期作品集


冬眠

作者野上志乃

収載図書昼の月 春のうた
出版社書房
刊行年月2003.6


冬眠

作者矢口晃

収載図書短編小説集 晩成
出版社文芸社
刊行年月2007.5


冬眠

作者松山巌

収載図書風船
出版社みすず書房
刊行年月2007.6


冬眠

読み方:トウミン(toumin)

ある種動物が、冬の寒冷な季節を、活動中止して眠ったような状態で過ごすこと

季節

分類 動物


冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 13:01 UTC 版)

冬眠(とうみん、: hibernation)とは、狭義には恒温動物である哺乳類鳥類の一部[1]が活動を停止し、体温を低下させて食料の少ない冬季間を過ごす生態のことである。広義では変温性の魚類両生類爬虫類昆虫などの節足動物や陸生貝などの無脊椎動物が冬季に極めて不活発な状態で過ごす「冬越し」のことも指す[2]


  1. ^ 北米大陸に生息するヨタカの1種が冬眠するとされているen:Common Poorwill
  2. ^ 「冬眠する哺乳類」 P3
  3. ^ 「冬眠する哺乳類」 P31
  4. ^ 「冬眠する哺乳類」 P32-47より抜粋
  5. ^ キクガシラコウモリ科のヒメキクガシラコウモリの冬眠開始時の体重は4-10g、「冬眠する哺乳類」P36
  6. ^ 【行動生態学】地中でくつろぐキツネザル”. www.natureasia.com. 2023年12月5日閲覧。
  7. ^ 冬眠発動の分子機構:深冬眠実行の分子基盤と飢餓性休眠との共通性の解明”. KAKEN. 2023年12月5日閲覧。
  8. ^ a b 良文, 山口 (2020). “哺乳類の冬眠と季節性のからだの変化”. 低温生物工学会誌 66 (1): 11–15. doi:10.20585/cryobolcryotechnol.66.1_11. https://www.jstage.jst.go.jp/article/cryobolcryotechnol/66/1/66_11/_article/-char/ja/. 
  9. ^ a b Yamaguchi, Yoshifumi (2018年4月). “冬眠する哺乳類シリアンハムスターに学ぶ、冬眠可能な生体状態とは?”. Proceedings of Okayama Association for Laboratory Animal Science. pp. 10–16. 2023年12月5日閲覧。
  10. ^ 「冬眠する哺乳類」P4の表などより
  11. ^ 「冬眠する哺乳類」P5
  12. ^ 「冬眠の謎を解く」P37
  13. ^ 冬眠期間中も時々起きて食物を摂取するシマリスはこれにあたる
  14. ^ 「冬眠する哺乳類」P9
  15. ^ 「冬眠する哺乳類」P11
  16. ^ 「冬眠する哺乳類」P10
  17. ^ 市瀬史・著「人工冬眠」への挑戦(ブルーバックス)による。
  18. ^ Science 2010年8月6日号ハイライト
  19. ^ 「冬眠する哺乳類」P213
  20. ^ 「冬眠する哺乳類」P214
  21. ^ 「動物たちの反乱」 河合雅雄 林良博 編 PHP Science World 006 ISBN 978-4-569-70830-0 P129-150
  22. ^ “冬眠前のクマに注意を!”. 産経ニュース. (2015年9月22日). https://www.sankei.com/article/20150922-UAPFNT6LDVP27MHZWZDZDLYHYU/ 2020年7月17日閲覧。 
  23. ^ 「冬眠する哺乳類」P219
  24. ^ 「冬眠する哺乳類」P220
  25. ^ 「冬眠する哺乳類」P215
  26. ^ 植田睦之、「冬の鳥にまつわるエトセトラ」『BIRDER』2012年11月号、24-25頁
  27. ^ 「冬眠する哺乳類」P297
  28. ^ 参考図書の「冬眠の謎を解く」は、この研究内容の紹介である
  29. ^ a b 「冬眠の謎を解く」P16-21
  30. ^ 濃度差は約1万倍、「冬眠の謎を解く」P63
  31. ^ 「冬眠の謎を解く」P42
  32. ^ 「冬眠の謎を解く」P62-64
  33. ^ この説の内容は「冬眠の謎を解く」P41-75
  34. ^ “Japanese man in mystery survival”, BBC News, (2006-12-21), http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/6197339.stm 2008年6月19日閲覧。 
  35. ^ “Swedish man survives for months in snowed-in car” (英語). Reuters. (2012年2月19日). http://uk.reuters.com/article/2012/02/18/uk-sweden-snow-idUKTRE81H0JX20120218 2020年7月17日閲覧。 



冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/11 06:30 UTC 版)

アルプスマーモット」の記事における「冬眠」の解説

夏が終わり差しかかると、冬眠用の寝床使用する古い巣穴集める。巣穴には土と自分自身の糞を混ぜたもので封をする。いったん冬が訪れると、互いの隣にうずくまって、冬眠を開始する心拍数毎分5拍、呼吸を1分につき1-3回まで下げることで、体に蓄えた脂肪できるだけゆっくり消費する体温は、ほとんど周囲気温同じくらいにまで下がるが、気温氷点近くなる心拍数呼吸増加するいくらか個体脂肪の層が尽きて餓死するが、これは若い個体に多い。

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/21 14:40 UTC 版)

ベルディングジリス」の記事における「冬眠」の解説

個々性別年齢、また生息地標高によって、異な時期冬眠する大人オスは、標高が高い地域では7月下旬から9月初旬冬眠するメスオス続いて9月下旬に冬眠に入る。両親続いてメスの子どもは生後13週、オスの子どもは生後10週で冬眠する草木乾燥し茶色く枯れ始めた頃に冬眠に入ることで、晩夏暑さ乾燥避けることができる。 冬眠は、越冬場所と呼ばれる巣穴の中で行われるメス複数冬眠する傾向にある一方でオス単独冬眠する傾向にある。冬眠から目覚める時期もまた異な要素によって決まる。標高が低い地域では、オス2月に冬眠から目覚め標高が高い地域では、4月下旬目覚めるメス目覚め時期は数週間分散する

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 23:48 UTC 版)

リチャードソンジリス」の記事における「冬眠」の解説

1年のうち6-8か月間を、地下巣穴冬眠して過ごす。大人6月から、その年に生まれた子は遅れて8-10月頃から冬眠を開始するオス翌年3-4月に冬眠から目覚め2-3週間後にメスが冬眠から目覚める前に縄張り作り繁殖備える。

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 01:45 UTC 版)

ウッドチャック」の記事における「冬眠」の解説

真の冬眠をする数少ない種のひとつで、春・夏用巣穴とは別に、冬眠用の巣穴を掘る。冬眠用の巣穴は、樹木茂ったまたは覆われ地域にあり、地上凍りつく冬の間にも安定した温度を保つ地下凍結線の下に掘られる。ほとんどの地域では、10月から3 - 4月まで冬眠するが、より温暖な地域では3か月ほどしか冬眠しない。冬を生き延びるため、冬眠に入る前に脂肪蓄え体重最大限増やす。冬眠から目覚めた時にはいくらか体脂肪残っており、それを消費しながら暖かくなって食物になる豊富な植物が育つまでをしのぐ。

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 09:12 UTC 版)

精霊使い」の記事における「冬眠」の解説

精剣戦争が始まると、氷の精霊使い法珠により、戦争関係ない普通の人間冬眠してしまう。

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 23:12 UTC 版)

休眠」の記事における「冬眠」の解説

冬眠 (Hibernation)は、多く動物が、冬季における低気温食物不足避けるために行うものである。冬眠を行う動物たちは、その準備として、夏の終わりから秋にかけて多く体脂肪蓄え、冬眠に必要なエネルギー確保する。冬眠の間は、心拍数低下95%ほど低下する)や体温低下などといった、多く生理的な変化見られる。冬眠を行うほ乳類としては、コウモリジリスはじめとするげっ歯類、コビトキツネザル、ナミハリネズミはじめとするモグラ目や、一部有袋類などが知られている。また、爬虫類休眠することが知られており、冬眠 (Hibernation)に非常に近い行動であるといわれている(英語では爬虫類の冬眠を特にBrumarionと呼ぶ)。 詳細は「冬眠」を参照 その他の動物において休眠状態を持つものは多い。昆虫の卵や動かないだけで必ずしも休眠と言うにはあたらないが、冬をで過ごすものでは、羽化条件として低温日長条件を必要とするものがあり、明らかに休眠である。一部動物では特殊な卵を形成し、特に耐久性がある例があり、これを耐久卵という。

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冬眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/12 09:53 UTC 版)

ホッキョクジリス」の記事における「冬眠」の解説

9月初旬から4月下旬まで冬眠するその際体温37度からマイナス3度まで低下させることができる。

※この「冬眠」の解説は、「ホッキョクジリス」の解説の一部です。
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冬眠

出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 22:43 UTC 版)

この単語漢字
とう
第二学年
みん
常用漢字
音読み 音読み

発音

名詞

(とうみん)

  1. (生物学) ある動物体温低下させるなどして活動休止し、冬を過ごすこと。(冬の季語

翻訳

動詞

翻訳


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