耐寒性とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 性質 > 性質 > 耐寒性の意味・解説 

耐寒性

日本語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

耐寒性

【英】low temperature resistance

ゴム製品極低温にさらすと次第ゴム弾性失い硬く,もろくなり,シール機能失われる。この低温耐える性質をいう。評価項目には,低温での硬さたわみ性脆化温度TR試験値,圧縮永久ひずみなどがある。
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

耐寒性

低温耐えうる性質のこと。一年草は耐寒性と非耐寒性に分けられ、耐寒性のあるものが秋まきとなる。

耐寒性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 08:51 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

耐寒性(たいかんせい)は、動物植物材料、さらに機械類や電池バッテリー)に代表される化学反応などが、どれだけの低温に耐えうるか、またはどれだけの寒さの下でも作動するかを示す尺度。生物の場合は、飼育種または栽培種について使われることが多い。

生物一般

地球表面においては、生物の活動と生存にとって高すぎる温度である場所はあまりない。しかし低すぎる地域、あるいは冬にそうなる地域はかなり多い。従って、その温度を耐えて生き延びることができるかどうか、つまり耐寒性は往々にしてその生物の分布の限界を決める重要な要素である。たとえば日本における生物の分布では、北限はその生物の耐寒性に依存する例が多い。分布境界線の一つ、本州南岸線はハマユウを始め多くの南方系の生物の分布の北限に一致し、年間最低気温が-3.5℃の線にほぼ一致する。 また、熱帯系の生物では凍結が一つの大きな障壁であり、が降りるかどうかが大きな分布の境界となることもある。

熱帯域以外の生息域を持つ生物は、冬季に特殊な方や行動で対応するものが多く、たとえば冬眠はその例である。また、生活史の中の特定の段階で越冬を行うのが普通である。たとえば昆虫では成虫越冬とか幼虫越冬などの用語がある。

雪下野菜は自身が凍らないように糖度を上げ、耐寒性を向上させる事が知られている[1][2]

園芸

国土が北極圏アラスカから亜熱帯ハワイまで広がるアメリカ合衆国では、ほとんどの園芸書には、ハーディネスゾーン(hardiness zone)という、11段階の色分け地図が書かれ、それぞれの植物にもその数字が記されている。最も寒さに強いゾーン1は-40℃まで耐えられるもので、ゾーン11になると、+4℃までしか耐えられない。

日本では、人口の大半が、首都圏近畿圏および中京圏と、気候がそれに良く似た地域に住んでいるため、東京の寒さを基準にして、露地で十分に越冬できるものを耐寒性、霜よけや暖房のある室内に取り込まないと越冬できないものを半耐寒性、本格的な温室がないと、越冬できないものを非耐寒性と呼んでいる。

材料の耐寒性

合成樹脂

成型材料としてのプラスチックは、一般にガラス遷移点以下の温度では耐衝撃性が低下して脆化する傾向にある。また、ガラス遷移点は合成樹脂の種類によっても異なる。

プラスチックの耐寒性は、耐熱性評価と同様に、主に機械的変形(曲げ・たわみ)測定やアイゾット衝撃試験を常温下と低温下でそれぞれ測定して特性値の比較や保持率(%)で示す。これらは、ULの温度インデックス試験やJIS K7216(プラスチック脆化温度試験方法)で規定される。

脚注

  1. ^ 雪の中でギュッと蓄えられる甘み!「雪下キャベツ」って知ってる?”. クックビズ総研 (2014年9月18日). 2017年12月9日閲覧。
  2. ^ 雪下キャベツ”. 株式会社ファームプロ (2016年1月27日). 2017年12月9日閲覧。

参考資料

「合成樹脂」項
  • 廣恵章利・本吉正信 『プラスチック物性入門』 日刊工業新聞社出版、1983年。ISBN 4-526-01573-3

「耐寒性」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



耐寒性と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「耐寒性」の関連用語

耐寒性のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



耐寒性のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
潤滑通信社潤滑通信社
copyright © 潤滑通信社 All Rights Reserved
園芸ネット園芸ネット
(c) copyright 1999-2025 engei.net all rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの耐寒性 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS