甕とは? わかりやすく解説

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もたい〔もたひ〕【×瓮/×甕/×罇】

読み方:もたい

や酒を入れる器。〈和名抄


かめ【瓶/×甕】

読み方:かめ

古代から物入れ貯蔵煮炊きなどに使った底深く口径の広い土製陶磁製や金属製容器

酒を杯につぐ細長い器。瓶子(へいじ)。とくり。

「—に酒入れて盃に添へて」〈後拾遺・雑五・詞書


たしらか【×甕】

読み方:たしらか

入れ土製素焼きのうつわ。大嘗会(だいじょうえ)のときなどに天皇の手(ちょうず)の入れる。


み‐か【×甕】

読み方:みか

《「み」は接頭語あるいは水の意か。「か」は飲食物を盛る器の意》昔、主に酒を醸造するのに用いた大きなかめ。もたい。

「—越し我が手な取りそ」〈神楽明星


みか‐わ【×甕】

読み方:みかわ

「みか(甕)」に同じ。

天の—に斎(い)み籠(こも)りて」〈祝詞出雲国造神賀詞


甕 (かめ)


読み方:カ(ka), タシラカ(tashiraka), ミカmika), モタイ(motai)

飲食物を盛る器の総称


読み方
おう
かめ
つるべ
もたい
よう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 08:20 UTC 版)

(かめ、とも書く)は、胴がふくれ口が広く深めの陶製あるいは金属製の容器[1]。飲料水などの貯蔵や煮炊きなどに使用される[1]。また発酵化学反応にも用いられる。


  1. ^ a b c d e f g h i 神野善治「03 民具の名称について -共通名と基本形態-」『国際常民文化研究叢書6 -民具の名称に関する基礎的研究-[民具名一覧編]』第6巻、神奈川大学 国際常民文化研究機構、2014年3月、19-33頁、CRID 1570572702719709568hdl:10487/12812 
  2. ^ a b c d e 鷹野 光行. “第12回館長講座 『縄紋土器 器形と用途』”. 東北歴史博物館. 2023年9月4日閲覧。
  3. ^ a b 素木洋一「古い陶磁器, 新しい陶磁器 : 歴史的問題」『窯業協會誌』第70巻第794号、日本セラミックス協会、1962年2月1日、C71-C81、CRID 1390282680225266816doi:10.2109/jcersj1950.70.794_c71ISSN 00090255 
  4. ^ a b c 毛利光俊彦「009 II 古代中国の金属製容器 1 器種名について」『奈良文化財研究所史料』第68冊、独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所、2004年3月、2-25頁、CRID 1050282812390555264hdl:11177/18582023年12月6日閲覧 
  5. ^ a b 小栗康寛「近世常滑窯の真焼甕類について」『知多半島の歴史と現在』第18号、日本福祉大学知多半島総合研究所、2014年10月、1-13頁、CRID 1520009409098491136ISSN 091548332023年12月6日閲覧 
  6. ^ 蟹江松雄、藤本滋生、水元弘二、『鹿児島の伝統製法食品』、pp74-85、2001年、鹿児島、春苑堂出版、ISBN 4-915093-74-3アルコールにする工程ではあまんつぼと呼ばれる蓋付きの壷が用いられる。
  7. ^ 笠間焼について”. 笠間市. 2023年9月4日閲覧。
  8. ^ 青木修「中世常滑窯における焼成器種とその形態的分類について」『愛知県史研究』第16巻、愛知県、2012年、175-188頁、CRID 1390002184877997952doi:10.24707/aichikenshikenkyu.16.0_175ISSN 18833799 


「甕」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 22:56 UTC 版)

「壺」の記事における「甕」の解説

日本では縄文時代早い時期に壺が現れており、甕(深鉢とともに主要な器のひとつである。 似た形状を持つ壺と甕(かめ)の区別について、東大理学部人類学教室長谷部言人はせべことんど)は、「頸部の径が口径あるいは腹径の2/3上のものを甕と呼び2/3未満のものを壺とする」という定義をした。

※この「甕」の解説は、「壺」の解説の一部です。
「甕」を含む「壺」の記事については、「壺」の概要を参照ください。

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「甕」の例文・使い方・用例・文例

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