ちょうず

デジタル大辞泉

ちょう・ず【懲ず】

読み方：ちょうず

［動サ変］こらしめる。こりるようにする。

「今少し—・ぜむと思ふ心あり」〈落窪・二〉

ちょうず〔てうづ〕【^▽手^▽水】

読み方：ちょうず

《「てみづ」の音変化》

１ 手や顔などを水で洗うこと。社寺に参拝する前などに、手や口を水で清めること。また、その水。「—を使う」

２ 《用便のあと手を洗うところから》便所へ行くこと。また、小便。

「—をさせて子供を寝かす」〈鴎外・雁〉

３ 便所。手洗い。「—に行く」

社寺の手水

ちょう・ず〔チヤウず〕【^▽打ず】

読み方：ちょうず

［動サ変］打ちたたく。なぐる。

「見るに—・ぜんこといとほしくおぼえければ」〈宇治拾遺・九〉

ちょう・ず〔テフず〕【^×牒ず】

読み方：ちょうず

［動サ変］回状をまわす。牒で知らせる。

「相共に鎌倉を責むべき由を国司の方へ—・ぜらる」〈太平記・一九〉

ちょう・ず〔テウず〕【調ず】

読み方：ちょうず

［動サ変］

１ ととのえる。調達する。

「風衣(とんびがっぱ)の旅服を—・ぜり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉

２ 料理する。調理する。

「若菜など—・じてやと」〈源・若菜下〉

３ 祈って怨霊や物の怪(け)を退散させる。調伏(ちょうぶく)する。

「験者の物の怪—・ずとて」〈枕・二五〉

４ なめてかかる。ばかにする。

「かやうのものをば、かまへて—・ずまじきなり」〈宇治拾遺・三〉

文語活用形辞書

長ず

読み方：ちょうず
かな表記：ちやうず

サ行変格活用の動詞「長ず」の終止形。
「長ず」の口語形としては、サ行変格活用の動詞「長ずる」が対応する。

口語形

長ずる » 「長ずる」の意味を調べる

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世界宗教用語大事典

ちょうず 【手水】

（テミズの音便）社寺へ参拝の前に、手や顔を洗い清める水。また、そのこと。そのための施設を手水屋（舎）・水屋・水盤舎などと呼ぶ。→ 御手洗

四日市市四郷地区方言

ちょうず

方言	共通語・該当漢字	語意解説または【使用例】
ちょうず	手水	方言では便所のほか大便の意

京ことば

ちょうず

京ことば	意味
ちょうず	お手洗い ・小便　　　　*　おちょうぅず＝おしっこ

大阪弁

ちょうず

大阪弁	訳語	解説
ちょうず	お手洗い rest room; bathroom; convenience; lavatory 手洗間、厠所	手水。「てみず」の転。手や顔を洗うための水。「ちょうずを使う」で用便に行くこと。手水場ともいう。京都の御所言葉から。

和歌山弁辞書

ちょうず、おちょうず

大便、トイレ
※語源は「水流」

高松の方言

ちょうず

方言	意味
ちょうず	便所。「手洗場(ちょうずば)」の略。