甕棺とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 地理 > 考古学 > 土器 > 甕棺の意味・解説 

かめ‐かん〔‐クワン〕【×甕棺】

読み方:かめかん

土器陶器の甕を用いた遺体入れるものと遺体腐らせたのち骨だけを入れるものとがある。日本では弥生時代九州北部合わせ口甕棺盛んに用いられた。


甕棺

読み方:カメカン(kamekan)

埋葬用の甕。


甕棺

作者小梁川

収載図書縮緬絵
出版社三月書房
刊行年月2001.6


甕棺墓

(甕棺 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 09:41 UTC 版)

甕棺墓(かめかんぼ)とは、(かめ)や(つぼ)を(ひつぎ)として埋葬するをいう。歴史的墓制として世界各地に見られるが、乳幼児の墓として用いられる例が多い。1個の甕に土器などの蓋をするもの(単棺)、2個の甕を開口部で合わせたもの(合口棺)などがある。気密性を確保するため、蓋や合口部を粘土などで固定することも多い。甕棺内部では、遺体を屈める屈葬(くっそう)の形態がとられる。屈葬及び甕棺の採用には、死者の魂を遺体にとどめておこうとする思想背景があった、と考える研究者もいる。考古学者である小林謙一によると甕棺墓は他の墓制より非常に作りやすいため、アジア各地に現れた甕棺墓は互いに密接な関連はなく偶然に各地で自然発生した可能性が高いと言う。[1]


  1. ^ 「縄文はいつから!? 地球環境の変動と縄文文化」新泉社 2011年
  2. ^ 「吉野ヶ里遺跡の紹介 > 甕棺墓列 > 発掘調査」、吉野ヶ里遺跡、2017年9月2日閲覧
  3. ^ 「吉野ヶ里遺跡の紹介 > 北墳丘墓 > 発掘調査、保存」、吉野ヶ里遺跡、2017年9月2日閲覧


「甕棺墓」の続きの解説一覧

「甕棺」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



甕棺と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甕棺」の関連用語

甕棺のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甕棺のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甕棺墓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS