むみょういやきとは? わかりやすく解説

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むみょうい‐やき〔ムミヤウイ‐〕【無名異焼】

読み方:むみょういやき

佐渡市相川産する朱泥(しゅでい)系の陶器弘化年間(1844〜1848)ごろ、伊藤甚兵衛無名異1陶土にまぜて焼いたのに始まる。


無名異焼

名称: 無名異焼
ふりがな むみょういやき
芸能工芸区分 工芸技術
種別 陶芸
認定区分 各個認定
指定年月日 2003.07.10(平成15.07.10)
解除年月日
指定要件
備考
解説文:  無名異焼は、新潟県佐渡に伝わる伝統的な陶芸技法である。江戸時代後期始まったとされており、佐渡金銀山の金鉱近くから産する無名異土【むみょういづち】(酸化第二鉄多く含む赤色粘土)を用いた、赤い肌を特徴とする陶器制作技法である。
 無名異焼は、中国江蘇省宜興窯ぎこうよう】で明時代以来つくられてきた朱泥系統の無釉炻器質【むゆうせっきしつ】の陶器制作似たもので、幕末以来煎茶趣味流行の中で盛んになったとみられ、茶器花瓶等が主に制作されてきた。
 今日の無名異焼は、無名異土という素材いかした伝統的な技法をもとに独自の創意工夫加えられ地方的特色もちながら高度な芸術的表現可能にする陶芸技法として高く評価されるのである
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金工:  鍛金
陶芸:  備前焼  志野  無名異焼  白磁  色絵磁器  萩焼



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