渡りとは? わかりやすく解説

わたり【渡り】

読み方:わたり

【一】[名]

川などの渡る場所。渡し。「宇治の—」

離れた二つの場所に掛けて渡すもの。渡り板渡り廊下など。

外国から渡来すること。また、そのもの。「オランダ—の鉄砲

定住しないで渡り歩くこと。また、その人。「—の職人

俗に退職した官僚退職後の勤め先次々と移り歩くこと。高額給料退職金を取るので批判されている。「天下り官僚の—を禁止する

両者通じ合うように交渉すること。「資本参加についての—があった」

連続する音韻発音する際、ある単音から次の単音へ移るための調音態勢動きまた、それによって生じる音。一つ単音について、前からの渡りを「入り渡り」、後ろへの渡りを「出渡り」という。

囲碁で、相手の石を挟んで両方の石が連絡すること。盤面の端で行われる

動物、特にが、環境の変化に応じて行う季節的な往復移動食物の獲得産卵などのために行う。

10 (「径」とも書く)さしわたし直径。わたし。

「丁度—一尺位に見え橙黄色日輪が」〈鴎外妄想

11 活版印刷組版で、ページ物組み付けるとき、見開き左側の版の左端から右側の版の右端までの寸法

12 ある所へやって来ること。また、来訪すること。

「さてもただ今の御—こそ、情けすぐれて深う」〈平家・七〉

13 川などを渡ること。

「淀の—といふものをせしかば」〈一一四〉

【二】接尾助数詞物事ひととおりゆきわたる回数数えるのに用いる。「ひと—注意して見回る


渡り

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渡り

読み方:わたり

  1. 〔的〕紹介のこと、又は紹介状のことにも云ふ。

分類

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渡り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 02:43 UTC 版)

オグロヌーの渡り。東アフリカにて
カナダガンの渡り。カナダサスカトゥーンにて

渡り(わたり、: Migration)は、生物がその生息地移動すること。その移動が周期的に規則正しく、主に季節的に上あるいは中を移動する現象を渡りという。水中の生物の移動は一般に回遊と呼ばれている。

概説

渡りには、生物の一生のうち何回も同じ移動サイクルを繰り返す移動から、自分の生まれた場所に戻ってきてそこで滅する一回だけの移動もあり、その移動パターンはさまざまであることが観察されている。渡りをする生物は、鳥類魚類哺乳類にとどまらず、プランクトンなどの無脊椎動物昆虫両生類爬虫類でも渡りが見られる。

渡りの理由は主に三つある。一つめは、食べ物が豊富な場所に移動することであり、二つめは、繁殖のためである。産卵のために回遊するサケなどの魚類やウミガメの移動はその典型である。クジラ類も繁殖のために移動することはよく知られている。三つめは、気候的要因である。食べ物の生産は気候に大きく影響されているので、ひとつめの要因の食べ物と大いに関連している。一般には厳しい気候条件を避けるために移動すると考えられている。

目的地まで一気に渡らず、途上の中継地である程度の期間、休息を取る場合もある[1]

方向定位

生物が特定の方向に向かって間違わずに遠距離を移動する能力は生物の謎の一つであり、興味深い研究テーマである。単細胞生物を含めた多くの生物がに反応する光受容細胞をもっており、この機能を利用して移動の方向を定めていることが知られている。

鳥類の方向定位は、太陽星座など天体を利用していることがさまざまな実験から分かっている。さらに鳥類は海岸線などの地形上の特徴ある線も移動に利用していることが観察されている。

魚類ではサケが母川回帰することはよく知られており、それは嗅覚を利用して生まれた川のにおいを記憶していることが分かっている。

渡りをする昆虫

参考文献

脚注

関連項目

外部リンク


渡り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 15:36 UTC 版)

天下り」の記事における「渡り」の解説

天下り一種であるが、一旦天下った官僚OB助成金業務委託などで深いつながりのある民間会社公益法人各社団体渡り歩くこと。再就職退職の度に退職金発生する。例として産経新聞2009年2月4日付け記事報じられ農水省OBは、6団体を渡り、3億2000万円手に入れたという。

※この「渡り」の解説は、「天下り」の解説の一部です。
「渡り」を含む「天下り」の記事については、「天下り」の概要を参照ください。

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「渡り」の例文・使い方・用例・文例

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