藤代幸一とは? わかりやすく解説

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藤代幸一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 23:56 UTC 版)

藤代 幸一(ふじしろ こういち、1932年10月10日 - 2020年1月14日)は、日本の中世ドイツ文学者、旧・東京都立大学名誉教授。

人物

東京市築地(現中央区)生まれ。東京外国語大学ドイツ語科卒。1958年東京都立大学大学院修士課程修了。1959年日本大学講師、1964年静岡大学講師、1967年東京都立大学助教授、83年教授。96年定年退官、名誉教授。

幼少時から歌舞伎、落語に親しみ、中世ドイツの笑いの演劇・文芸を研究・翻訳した[1]

2020年1月14日、肺炎のため死去。87歳没[2]。叙従四位瑞宝小綬章追贈[3]

著書

共著編

  • 『たのしいドイツ語』田中道夫、藤田賢共編著 南江堂 1976
  • 『中世低地ドイツ語』山口春樹、檜枝陽一郎共著 大学書林 1987
  • 越智フェリシタス『シルダの人びと』編 同学社 1988
  • 越智フェリシタス『ボムベルクいたずら物語』編 同学社 1990
  • 『ドイツ語への招待』フェリシタス・越智共著 郁文堂 1991
  • 『初期新高ドイツ語』工藤康弘共著 大学書林 1992
  • 『ベルリンの青春』フェリシタス・越智共著 郁文堂 1996
  • 『ワンポイント・ドイツ文法』新訂版 保阪靖人共著 郁文堂 2003
  • 『ビールを〈読む〉 ドイツの文化史と都市史のはざまで』森貴史共著 法政大学出版局 2013

翻訳

1『裸体とはじらいの文化史』三谷尚子共訳 1990
2『秘めごとの文化史』津山拓也共訳 1994
3『性と暴力の文化史』津山拓也共訳 1997
4『挑発する肉体』津山拓也共訳 2002
5『〈未開〉からの反論』津山拓也共訳 2008
  • ノルベルト・ビショッフ『エディプスの謎 近親相姦回避のメカニズム 上』工藤康弘共訳 法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1992
  • フランツ・イルジーグラー,アルノルト・ラゾッタ『中世のアウトサイダーたち』白水社 1992 『中世のアウトサイダー』白水社 2005
  • 『ハンス・ザックス謝肉祭劇全集』田中道夫共訳 高科書店 1994
  • ホルスト・ブレーデカンプ『古代憧憬と機械信仰 コレクションの宇宙』津山拓也共訳 法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1996
  • ハンス・ペーター・デュル『自身が語るデュルの世界 2戸外で朝食を』法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 1998
  • 聖ブランダン航海譚 中世のベストセラーを読む』訳著 法政大学出版局 1999
  • ハンス・ビーダーマン『図説 世界シンボル事典』監訳 宮本絢子、伊藤直子、宮内伸子共訳 八坂書房 2000、普及版2015
  • アウグスト・フォン・ゲーテ著 A.バイヤー/G.ラデッケ編『もう一人のゲーテ アウグストの旅日記』石川康子共訳 法政大学出版局 2001
  • ロベルト・ザッペリ『教皇をめぐる四人の女 伝説と検閲の間のパウルス三世伝』法政大学出版局 2003
  • ノルベルト・オーラー『巡礼の文化史』井本[ショウ]二共訳 法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス 2004
  • マルチン・ルター『ルターのテーブルトーク』編訳 三交社 2004
  • エルンスト・シューベルト『中世ヨーロッパ万華鏡 3名もなき中世人の日常 娯楽と刑罰のはざまで』八坂書房 2005
  • オットー・ヴィマー『図説 聖人事典』八坂書房 2011、普及版2023

論文

脚注

  1. ^ 『現代日本人名録』1987、2002年
  2. ^ 読売新聞 2020年1月16日朝刊 32p
  3. ^ 「叙位叙勲」『読売新聞』2020年2月11日朝刊



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