クレアチニン
分子式: | C4H7N3O |
その他の名称: | クレアチニン、1-メチルグリコシアミジン、2-イミノ-1-メチル-4-イミダゾリジノン、Creatinine、1-Methylglycocyamidine、2-Imino-1-methyl-4-imidazolidinone、2-Amino-1,5-dihydro-1-methyl-4H-imidazol-4-one、2-Amino-4,5-dihydro-1-methyl-1H-imidazol-4-one、1-Methyl-2-iminoimidazolidin-4-one、2-Imino-1-methylimidazolidin-4-one、1-Methyl-2-amino-2-imidazoline-4-one、2-イミノ-1-メチル-4-イミダゾリドン、2-Imino-1-methyl-4-imidazolidone、2-Amino-1-methyl-1H-imidazole-4(5H)-one、2-Amino-1-methyl-2-imidazoline-4-one、2-Amino-3-methyl-1-imidazoline-5-one |
体系名: | 2-アミノ-4,5-ジヒドロ-1-メチル-1H-イミダゾール-4-オン、2-アミノ-1,5-ジヒドロ-1-メチル-4H-イミダゾール-4-オン、2-イミノ-1-メチルイミダゾリジン-4-オン、1-メチル-2-イミノイミダゾリジン-4-オン、1-メチル-2-アミノ-2-イミダゾリン-4-オン、2-アミノ-1-メチル-1H-イミダゾール-4(5H)-オン、2-アミノ-1-メチル-2-イミダゾリン-4-オン、2-アミノ-3-メチル-1-イミダゾリン-5-オン |
クレアチニン
クレアチニン
【概要】 腎機能検査の指標として測定されている。筋肉などの蛋白が分解されてできる老廃物の一種で、腎臓から尿の中に捨てられる。血液の中のクレアチニンの値が高くなることは、腎臓の働き(=腎機能)である濾過能が減っていることを示している。HIV感染症の末期では沢山の薬が使われるので薬剤性の腎障害が起こりやすい。
《参照》 副作用
![](http://www.weblio.jp/img/impression_measure.png?dictCode=AIDSK&midashigo=%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%81%E3%83%8B%E3%83%B3)
クレアチニン(CRE)【くれあちにん】
クレアチニン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 05:24 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年9月) |
クレアチニン | |
---|---|
![]() | |
![]() | |
2-アミノ-1-メチル-5H-イミダゾール-4-オン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 60-27-5 |
PubChem | 588 |
KEGG | C00791 |
MeSH | Creatinine |
| |
特性 | |
化学式 | C4H7N3O |
モル質量 | 113.118 |
外観 | 固体 |
密度 | 1.09 g/cm3 |
融点 | 300 ℃ |
危険性 | |
NFPA 704 | |
Sフレーズ | S24/25 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
クレアチニン(英: creatinine, Cr, CRE, CREA)は、筋肉へのエネルギーの供給源であるクレアチンリン酸の代謝産物。血清生化学検査ではCr、CRE、CREAなどの略号で記載される事が多い。本項では以下Crと記す。
生理
Crは主に筋肉で作られて血中に入り、糸球体で濾過された後、殆ど再吸収されず速やかに尿中に排出される。
意義
Crは主に筋肉で作られるので、血清中のCr濃度(以下、血清Cr値)は筋肉のスクリーニング検査に用いられる。また、Crは腎臓から速やかに尿中に排出されるので、血清Cr値は腎臓のスクリーニング検査に用いられる。また、血清Cr値は尿中Cr濃度と併せて腎機能検査に用いられる。
検査
血清Cr値を測定するには採血を行い、血清生化学検査を行う。尿中Cr濃度を測定するには一日蓄尿中検査を行い、一日蓄尿中の重さを体重で割って算出する。腎機能を検査するには血清Cr 値と尿中Cr濃度からクレアチニンクリアランスを計算する。
正常値
Cr総量は体筋肉量を反映しているので、体筋肉率の多い男性の方が正常値も高い。正常値は施設によって若干異なるが概ね以下の通り。
- 血清Cr値:男性で0.6~1.2mg/dl、女性で0.4~1.0mg/dl
- 尿中Cr濃度:男性で20~26mg/kg/日、女性で14~22mg/kg/日
判定
- 血清Cr値が正常以上であったり尿中Cr濃度が正常以下である時、異常が高度であれば腎不全が疑われる。異常が軽度であれば、血清濃度が高くなる脱水等や、心不全・ショックや、腎炎(糸球体腎炎、間質性腎炎、等)や、尿路異常症(尿管結石、前立腺肥大、等)や、血中高抗利尿ホルモン症(先端巨大症、等)等が示唆される。
- 血清Cr値が正常範囲以下であったり尿中Cr濃度が正常範囲以上であれば、多くの場合、妊娠、糖尿病の初期、長期臥床、等が示唆される。稀に筋肉量が減る病気(尿崩症、筋ジストロフィー、多発性筋炎、筋萎縮性側索硬化症、等)もある。
関連項目
「クレアチニン」の例文・使い方・用例・文例
- クレアチニンの値は正常ですね。
クレアチニンと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- クレアチニンのページへのリンク