クロミプラミン
分子式: | C19H23ClN2 |
その他の名称: | クロミプラミン、G34596、Clomipramine、Chlorimipramine、3-Chloro-5-[3-(dimethylamino)propyl]-10,11-dihydro-5H-dibenz[b,f]azepine、CIM、クロルイミプラミン、3-Chloro-5-(3-dimethylaminopropyl)-10,11-dihydro-5H-dibenz[b,f]azepine、クロロイミプラミン、2-クロロイミプラミン、2-Chloroimipramine、3-Chloro-10,11-dihydro-N,N-dimethyl-5H-dibenzo[b,f]azepine-5-(1-propaneamine) |
体系名: | 3-[(3-クロロ-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン)-5-イル]-N,N-ジメチル-プロパン-1-アミン、3-クロロ-5-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン、3-クロロ-5-(3-ジメチルアミノプロピル)-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン、3-クロロ-10,11-ジヒドロ-N,N-ジメチル-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン-5-(1-プロパンアミン) |
クロミプラミン
クロミプラミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 23:09 UTC 版)
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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投与経路 | 経口、筋肉内、静注 |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 経口 ~50% |
代謝 | 肝臓 |
半減期 | クロミプラミン ~35時間 デスメチルクロミプラミン(主活性代謝物) ~50時間 |
排泄 | 腎臓 |
識別 | |
CAS番号 |
303-49-1 |
ATCコード | N06AA04 (WHO) |
PubChem | CID: 2801 |
DrugBank | APRD00253 |
ChemSpider | 2699 |
KEGG | D07727 |
化学的データ | |
化学式 | C19H23ClN2 |
分子量 | 314.9 |
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クロミプラミン(clomipramine)は、抗うつ薬として用いられる有機化合物の一種。酢酸に極めて溶けやすく、酢酸エチル、ジエチルエーテルに溶けにくい。塩酸塩は白色または微黄色結晶。融点192–196℃。1960年代にスイスのガイギー社(現・ノバルティス)によって開発された。三環系抗うつ薬の一種で、アルフレッサ ファーマから塩酸塩がアナフラニールという商品名で発売されている。
脳内のセロトニンおよびノルアドレナリンの神経終末への取り込みを阻害する。
日本における適応は、うつ病・うつ状態、遺尿症、ナルコレプシーに伴う情動脱力発作である。
獣医学領域ではイヌの分離不安症の治療薬として使用される。
主な副作用
- 喉の渇き(三環系共通:頻度高)
- 眠気(抗うつ薬共通:頻度低)
- 立ちくらみ、めまい、ふらつき(抗うつ薬共通:頻度低)
- 食欲減退
禁忌
種類
CAS登録番号 | 分子式 | モル質量 g mol−1 |
日化辞番号 | PubChem | |
---|---|---|---|---|---|
クロミプラミン | 303-49-1 | C19H23ClN2 | 314.86 | J8.630D | 2801 |
塩酸塩 | 17321-77-6 | HCl・C19H23ClN2 | 351.32 | J290.331H | 68539 |
出典
クロミプラミン (アナフラニール)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 15:31 UTC 版)
「抗うつ薬」の記事における「クロミプラミン (アナフラニール)」の解説
セロトニンの再取り込み阻害作用が強い。痙攣がおこる頻度が他のTCAよりも強いため、抗痙攣作用の強い抗不安薬を併用することが多い。注射薬があるため、うつ病による不穏、焦燥に対して3時間程度で25mgを点滴静注することもある。
※この「クロミプラミン (アナフラニール)」の解説は、「抗うつ薬」の解説の一部です。
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